7月17日に、県本部は愛媛教育委員会に要請に行きました。
支部では、松山・今治・新居浜・東温・宇和島が、同様の行動予定です。
7月24日、愛媛県本部は県教育委員会に対し、全国学力テストの市町別公表をおこなわないことを求める要請書を提出懇談しました。
対応してくださったのは、県教育委員会事務局指導部義務教育課の方でした。
*************************************************************************
愛媛県教育委員会
教育委員長 松岡 義勝 様
教育長 仙波 隆三 様
新日本婦人の会愛媛県本部
会長 来島頼子
全国学力テストの市町別公表をおこなわないことを求めます
新日本婦人の会は、女性の要求実現と子どもの幸せのために全国で運動している国連NGOの女性団体です。
私たちにとって、子どもたちが健やかに成長することは何よりの願いです。しかし、いま競争をあおる教育が学校現場に持ち込まれ、多くの子どもたちは強いストレスを抱えています。さらに拍車をかけるように文部科学省は、従来の方針から転換し、今回から条件を満たせば教育委員会の判断で、全国学力テストの学校別、市区町村別結果を公表できるようにしました。愛媛県教育委員会も公表する方針を決めたと報道されております。
公表を行うことはさらに競争に拍車をかけることにつながります。「平均点を上げる」「順位を上げる」ことだけが目的化され、かえって豊かな学力を形成することの妨げになると教育研究者も指摘しています。すでにテストの回数が増え、子どもたちは大きな負担を感じています。
学校教育は、競争に勝つことを喜びとする人間をつくることではなく、お互いに支えあって生きることを学ぶ場です。学力をつけることは大切です。同時に教育には、友だち同士の信頼関係を築く、自分と異なった考えの人とも協力できる力をつけるという、一個の人間として成長を促す役割があるのではないでしょうか。学校に学力テスト対策で点数アップだけを求めるのではなく、子どもたちに豊かな学力を保障するため、以下要請します。
記
1、全国学力テストの市町別結果公表はおこなわないでください。
****************************************************************
他にも、同じ内容で、松山支部が7月22日に市に要請にいっています。