新日本婦人の会 えひめblog

えひめの地でがんばっております。女性目線の要求運動、要求小組(サークル)など日々の出来事を綴ります。

愛媛県への要請に参加しました

2017-11-15 14:10:41 | 参加報告

こんにちは、ほりかわです(。・ω・。)
「県民大運動2018年度対県予算交渉」に参加しました。


私が参加したのは、教育委員会の部分だけでしたが、ご報告をば。









事前に提出している要求項目について、担当する課の方から回答があります。


補足や回答に対する質問をするのですが、多少の準備はしていくものの超きんちょーします(*⁰▿⁰*)

言いたいこといっぱいあったつもりでしたが、上手に言えませんでした( ;∀;)まだまだ勉強しないといけません。



私が発言させてもらったのは、(14)学力テストと(19)発達障害の子どもたちへの対応のところ。

最近、小学生のわが子が「発達障害」の診断を受けまして、
当事者の親として思うことや、周りのお母さんたちから聞く話を紹介させてもらいました。


口頭で質問したのは、通常学級に在籍している発達障害の子どもたちの数は把握しているか?」というもの。

「文科省が2013年に調査した際は、抽出校で6.9%だった」という答えしかいただけませんでした。


うちの子も通常学級に通っていますが、休み時間などで揉めることが多々あるようです。

だいたいは些細な揉め事がこじれてこじれて…という感じですが、こういう“些細なこと”が発端でいじめだとか不登校にまでなってしまうのでは…???という私見があります。


だいたいのことは担任の先生が間に入ってくださって話し合いなどして解決しているようですが
(現場の先生方のご苦労を改めて感じます)、

「休み時間は(授業の準備などで)教室にいないことが多く、(休み時間のことは)子どもから言われないと対応しきれないかもしれません」とも言われました。

あるお母さんからは、
「服薬も勧められているがどうしても抵抗がある。
でも、カッとして友だちに手を出してしまう今のままだと家でも、学校でも叱られる、注意されるばかりで、子どもがかわいそうになるがどう解決していけばいいのかわからない。」
という声も聞きました。

先生にゆとりがあれば、子どもたちの間の揉め事も火種のうちに解決する手立てを講じることができるのではないか?と思います。


教育懇談小組(新婦人のサークルのひとつ:学齢期の子どもをもつお母さんと(元)教員のしゃべり場的なもの)
に参加してくれている先生からも、
「最近の先生は雑務が多くて多くて大変なのよ!!」
と聞いていました。


「代替教員の数が足りなくて現場は大変!」という話も出ていました。

ゆとりがあるくらいの先生の配置にしてもらえば、今ある問題もいくつか解決するのでは…?という思いがします。

調査をすれば、“実際の学校現場”に必要な教員の数もおのずと出てくるのではないでしょうか???



学力テストについては、学力テスト対策の過去問題出題が子どもたちの負担になっていることをお話しました
(小学生の子どものことしか知らないので、限定的ですが…)。

愛媛県では、県知事が「10位以内を目標」とする発言をしてから“学力テスト対策”が加熱しまして、学校に“テスト対策の主任”ができるという事態です。(今年見事10位以内にランクインしたそうなので収束するとよいのですが…)


全国学力テストの対策として、学力テスト上位の秋田県のやり方を真似て「自主学習ノート」を毎日2ページするという課題が宿題で導入されたり、
(これについては「低学年の子が数時間もかけてやってる自主学習なのに、内容に口出しする先生がいる!」と憤慨するお母さんの声もあります)

「自主学習の時間チェック」があったり…と小学校からいろいろと導入が進みましたが、中でも問題視されているのが小学校高学年からの「過去問題」です。


愛媛県では県独自の学力テストを小学5年生で実施(12月に国語・算数・社会・理科の4教科)。

松山市では、民間委託ですが、小学4年に進級した1学期に「3年生までのまとめ」と称して国語・算数の学力テストがあります。


5年生のテスト対策は主に過去問題を解かせることが主なようですが、
週末にはA4表裏にびっちり問題があるプリントを複数枚(2枚から5枚と学校によって差があるようです)出されていて子どもたちは疲れている、

内容よりも解くためのテクニックばかりで勉強嫌いになっている…など子どもたちの様子を伝えました。


ほかの参加者からは、特別支援学校の施設老朽化(聞いていてコレは本当に大変な問題だと思いました💦)、代替教員の不足の問題など、
子どもたちをめぐる環境をよくするために自分たちの立場から見えること・考えたことを活かして欲しいと伝えました。


管理するだけでなく、成長をよろこべる学校現場になってほしいという思いを強くしました。