新日本婦人の会 えひめblog

えひめの地でがんばっております。女性目線の要求運動、要求小組(サークル)など日々の出来事を綴ります。

過程が大事!

2009-11-18 17:15:18 | 参加報告

17 日開催の算数教室に参加してきました<shapetype id="_x0000_t75" stroked="f" filled="f" path="m@4@5l@4@11@9@11@9@5xe" o:preferrelative="t" o:spt="75" coordsize="21600,21600">

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幼稚園の子どもを持つお母さんを中心に大人7人、未就園児5人の参加でした。

「お米は60年前と今とではどちらがおいしいと思うか?」

「こうした勉強会で、泣いたりわめいたりしている子どもと、静かにしている子ども、どちらがいい子だと思うか?」

「子どもが勉強嫌いになったとき、原因は親にあると思うか?それとも社会全体に責任があると思うか?」

「・・・こんな風に質問されれば、大人だって質問に対して正しく答えなくてはいけない、そう思いますよね」

質問から始まった講師の佐伯淳先生の話は奥深く、子どもに対する親の姿勢だけでなく、

人間としてどう生きていくのかを問われているようでした。

手間ヒマかけないことが良しとされ、空き地などの遊べる場所がなくなり、競争はさせられるが友達と一緒に過ごすことが少ない。今の社会は時間・空間・仲間が抜けた間抜けになった。

「人間は弱い力しか持っていないので集団をつくり、助け合わないと生きていけません。子どもはなおさら弱いので与えられた環境がより多く影響します。

子どもは環境がより多く影響します。

勉強についても、親が手伝えるのは部分的で、学校の環境も大事なんです。

この学校の環境というのは社会と連動している。

このように、学力をつけるためには、個人の発達・集団の発展・社会の進歩を一体のものとしてとらえることが欠かせません。

人間は、所属する集団・社会の影響を受けるだけでなく、それを発展・進歩させるために行動することもできるのです。

だからこうして、親たちが子どもの学力のこと、学習環境について考える、学ぶ機会をもつというのはとても大切なことだと思います。」

続いて、木のキューブを使ったりしながら、子どものつまづきを拾い上げて一緒に理解に結びつくよう考えることが大事だとお話いただきました。

「学ぶということはいろいろ試してみる過程が一番大事なんです。

それを一番カンタンにできるのが算数という教科です。理科だとあぶない実験とかもありますからね。

今は“間違うことがダメ” “間違うことが怖い”と思って勉強嫌いになる子が多い。

なぜ間違ってるかを教えずにダメとしか言われないからです。」

「丸暗記するだけなら幼稚園に通っている年頃の子が一番長けている。でも丸暗記するだけでは本当の理解にならないのでのちのち良くない結果になりますよね。

発達するとできなくなることもあるんです。

九九を覚えるのは、今は小学校2年生です。でも、かけ算の意味を理解するのは小学校5,6年生。

九九を丸暗記できない子の方が発達が早いんですよ。」

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お話が終わってからは、先生を囲んで産直米のお昼ご飯。

次回のお母さんのための算数教室は現役の小学校教諭を講師に12月19日の予定です。

佐伯淳先生の資料を含め、興味のある方は事務所までお問い合わせください。

新婦人松山支部事務所 089-931-3755


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