
「え~昔の道具だろ?まだあるんかなあ?、ええわ、とりあえず何件か当たってあげるわ」
子供達の事なら何とかしてやらにゃあな、



何件か電話して、まだ小屋を片付けてないお年寄りにたどり着いた。
翌日倉庫の中を見せてもらう約束までたどり着けたんで、その旨を連絡、
体験学習はこの土日って事なんで急にゃあかん、
ましてこの寒さ、お年寄りを引っ張って立ち会ってもらうわけだから気が重い。
使える物があるといいなあ、

数が出来なかったんで高級品、「黒い札束」などと呼ばれていました。

乾いてくると「パリパリ」って音がして、それが冬の足音のように聞こえていました。