獅子風蓮のつぶやきブログ

日記風に、日々感じたこと、思ったことを不定期につぶやいていきます。

自民党と創価学会・禁断の関係 その3

2023-11-11 01:00:56 | 創価学会・公明党

d-マガジンで興味深い記事を読みました。

かいつまんで、引用します。


週刊ポスト 2023年11月10日号

[ニッポンの最大タブー 徹底検証]
政権の行方を左右する「最強集票組織」の正体――
自民党と創価学会・禁断の関係
10・22補選から見えた“崩壊前夜”の自公連立
総理大臣と池田大作氏の接点、
旧婦人部・芸術部の得票パワーまで――

(つづき)
「総創連携」から始まった

この「政権中枢──宗教団体首脳」という特異な関係の源流を探ると、佐藤栄作・元首相と池田大作・会長(後に名誉会長)の関係に突き当たる。佐藤氏の自著『佐藤栄作日記』(朝日新聞社)によると、公明党が結成されて約1年後の66年1月8日、東京都の水道料金値上げについて池田氏と初会談、都議会公明党の協力を得ることに成功した。その後、2人は何度か人を介して連絡を取り合い、国会対応で公明党に協力してもらっている。自公の源流は総理大臣と創価学会トップ、つまり「総創連携」だった。
さらに政権中枢との特異な関係が世間に知れ渡ったのは、69年に発覚した言論出版妨害事件だ。明治大学教授の藤原弘達氏の『創価学会を斬る』(日新報道出版部)をめぐり、創価学会が内容の書き直しや出版中止を求め、関係者が書店や取次店に圧力をかけた事件であるが、この際、自民党の田中角栄・幹事長が藤原氏に「買い取り」を持ちかけたことも公になった。
田中氏は「公明党から頼まれたことはない。おせっかいをしただけ」などと釈明したが、親密な関係がかえって印象付けられた。また、国会では自民党の「貸しづくり」が見られた。民社党が求めた池田氏の証人喚問に対して公明党とともに反対に回ったのだ。
87年に発足した竹下登政権下では内閣官房副長官を務めた小沢一郎氏が、秋谷栄之助・第5代創価学会会長の代理役の学会幹部と頻繁に連絡を取り、政治課題について協議した。この幹部は私にその事実関係を認めている。
佐藤栄作・首相、田中角栄・幹事長(のち首相)、小沢一郎・官房副長官(のち幹事長)、野中広務・官房長官(のち幹事長)、最近では菅義偉・官房長官(のち首相)──。外部からは異様に見える政権中枢と宗教団体首脳の関係が自公にとっては連立前から一貫したベースとなっている。これが自公関係の強さの秘訣だ。

「5.88%」の意味

私が首相補佐官を務めた菅前首相は官房長官時代から学会の佐藤浩・副会長と太いパイプを持ち、そのまま首相になった。私も両者の関係はさらに強化されるとみていたのだが、新型コロナ対策に忙殺され、会合もままならない状況だったため、相対的だが関係は希薄になっていたように見えた。
一方、首相補佐官時代に私は、新型コロナ対策の緊急事態宣言の最中に銀座のクラブを訪れた遠山清彦・衆院議員について学会内では議員辞職不可避の情勢になっていることを旧知の学会関係者から伝えられ、当時、同様の行動が問題視されていた自民党の衆院議員への対応に生かすことができたということもあった。
繰り返すが、自公関係の核は公明党の得票力である。その意味で衝撃的な数字がある。
5.88%
22年参院選での公明党の全有権者に対する「絶対得票率」だ。比較できるデータでは04年参院選の8.4%以降、少しずつ減っていたが一気に過去最低を記録した。
自民党も安倍晋三政権期の衆院選小選挙区での絶対得票率は25%前後と低迷している。決して党勢順調ではない自公が圧倒的な勝利を収められるのは勝利を最大化する小選挙区制度と、この時期、50%中盤台に落ち込んだ低投票率、野党の分立のおかげである。
投票率(小選挙区)が約69%と高かった2009年の政権交代選挙で、自民党は約26%とその後の自民党以上の絶対得票率だったにもかかわらず、約21%の議席しか得られなかった。今年10月22日の衆参両院補選と同時に行なわれた埼玉県所沢市市長選は前回より7ポイント近く投票率が上昇、自公が推した現職が新人に敗北した。
一見、無敵に見える自公も投票率と風向きによってはもろさがあらわになる。自公の命運は、過去の投票率からみて10%程度は存在するとみられる「かつて投票した棄権者」にかかっている。


解説
自公の源流は総理大臣と創価学会トップ、つまり「総創連携」だった。
(中略)
佐藤栄作・首相、田中角栄・幹事長(のち首相)、小沢一郎・官房副長官(のち幹事長)、野中広務・官房長官(のち幹事長)、最近では菅義偉・官房長官(のち首相)──。外部からは異様に見える政権中枢と宗教団体首脳の関係が自公にとっては連立前から一貫したベースとなっている。これが自公関係の強さの秘訣だ。

創価学会ウォッチャーにとっては周知の事実でありますが、一般には知られることの少ない内容でしょう。
創価学会のトップにとっては、自民党の要請を受けて公明党の政策を右旋回させ、自民党に貸しを作る。自分たちの実力を見せつけるには、恰好の舞台だったでしょう。
しかし、宗教者としては、ここまで政権ともたれあうのは、結果して良かったのでしょうか。

獅子風蓮



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