獅子風蓮のつぶやきブログ

日記風に、日々感じたこと、思ったことを不定期につぶやいていきます。

週刊誌の編集者もディープフェイクエロコンテンツに騙された。その2)

2024-10-17 01:47:25 | 犯罪、社会、その他のできごと

d-マガジンでこんな記事を読みました。

教訓にみちた記事ですので、引用します。


週刊現代 2024年10月19日号

編集者の悲痛告白 「私、AI熟女に騙されました」
__本物と見分けがつかない美女が、甘言を弄して画像を売りつける

週刊誌に身を置く自分は騙されないはず――大きな勘違いだった。好みの女性に下心を抱いたとたん、何でも信じてしまっている愚か者だった。いまも心のどこで、彼女が実在することを望んでいる。

(つづきです)

熟女好きの「リテラシー」

いったん下心を置いて、彼女について調べてみると、「AIにしか見えない」と指摘する他のアカウントからの複数のコメントを確認した。ひょっとすると、明美は「AI熟女」なのではないか?
そう思うと、すべてが疑わしくなる。しばらくして購入者特典に関する投稿はすべて削除されていた。もはや、信じる理由はひとつもなかった。かくして本誌編集者は騙されてしまったのである。
「残念ながら明美さんの顔はAIで作られている可能性が高い。いま、実在する女性にAIで作った顔を『ディープフェイク』という技術で合成して、あたかも実在するように見せるアカウントは急増しています。信じてしまった人を『本当に会えるかも』と勘違いさせて動画を販売するのです」
こう解説してくれたのは、ライターの山野祐介氏だ。自身もAIで女性の顔を生成した画像を頻 繁に作っているという。
「少し前までは女子高生や若いOLといった設定が多かったのですが、手口が広まり多数の業者が参入したことで、ありがたみがなくなった。明美さんが成功したのは熟女というジャンルが目新しかったことと、熟女好きの年齢層のリテラシーが低かったからではないでしょうか」(山野氏)
AIの技術が向上してきたことで、最近は本物と見分けがつかないレベルのアカウントも多いという。参考までに、山野氏に作成してもらった画像を見てみよう。
下の写真①は、不倫に関する取材を数多く手がけるライター・清水芽々氏(59歳)の写真である。これを山野氏が用意したAI美女とディープフェイクで合成したのが写真②だ。清水氏とはまったく別モノの女性になったことがわかる。


こうしたAIアカウントには、以下のような特徴があるという。
・表情が常に真顔か微笑
・激しい動き(ダンスなど)を決してしない
・服や髪の毛に乱れが見られない
では、誰がこうしたアカウントを運営しているのか。匿名を条件に、AI美女を使って稼いでいる人に話を聞いてみた。
「もともとは素人とのセックスを撮った『同人AV』を個人で作って販売していました。ただ、よっぽどの美人じゃないと売れません。そこで、AIで顔だけ挿げ替えて販売することにしたのです。『素材』となる女性の調達に困らないことから、アダルトビデオを作っていた人は多いです」
こうしたアカウントはチームで運営していることが多く、最低でも4人は必要だという。まずはAIで顔は変わるが身体を晒す「女性役」、女性を用意して管理する「手配師」、アカウントの運営を手がける「運営屋」、動画の編集やAI技術を駆使する「AIマン」だ。


本誌の質問に明美は……

まずは、女性役以外のメンバーで「コンセプト」を作ることから始まる。年齢や職業、性格などを決め、あたかも実在するような設定を作り上げる。次に、手配師が調達した女性に猥褻な写真や動画を自分で撮ってもらう。もちろん、運営屋によって細かく指示が書かれた台本をもとに演技している。送られてきた動画にAIマンがディープフェイクを施し、加工したものがSNS上にアップされるという流れだ。
「実際に会えそうな雰囲気を出して、フォロワーが増えてきたら『もっと過激な動画を撮りました』とmyfansで販売するんです。月に5000万円近く稼いだ業者もあるそうです。表向きには映像制作会社だけど、裏ではAIアカウントで大儲けしている会社もあります。
ギャラの配分はまちまちですが女性役と手配師に4割、残り6割を運営屋とAIマンが分けるケースが多いです」
こうした方法で収益を上げるのは違法に当たらないのか。インターネット犯罪に詳しい弁護士の岡田崇氏はこう語る。
「実在していないとしても、動画を販売することに違法性はありません。ただ、明美さんの場合、フォロワーと実際に会うことを匂わせて購入を促しています。詐欺罪に抵触する恐れはありますが、被害額が少ないため、警察に訴えても動いてくれる可能性は低いでしょう」 最後に、本誌から明美に「貴方はAIなのか」と質問を送ってみたもののいっさい返事は返ってこなかった。最後の最後まで、私が明美と連絡を取ることはかなわなかった。いくら技術が進歩しても、この悲哀はAIに理解できないだろう。


解説

参考までに、山野氏に作成してもらった画像を見てみよう。

清水氏の後ろに写る伊能忠敬像が、AIに検知されて美しく若返っています。
なんか、おかしいですね。

私の場合は、myfansのサイトに移動した段階で怪しいと思い、課金などはしませんでしたが、この編集者は沼に落ちてしまったようですね。

高学歴の雑誌編集者でも騙されるくらいですから、人生経験の少ない中高生が時間とお金を奪われる事態は容易に予想されます。

なんらかの規制が必要でしょう。


獅子風蓮


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