空港部廃止や富士山の日制定など、異議や疑義を唱える野党自民党会派をへこましてきた川勝平太であるが、今回ばかりはそうはいかなかった。
今日の県議会最終日で知事提案の副知事増員の議案が否決されたのである。
そもそも3人の副知事というのは大義がない。
空港の時と同じで防災対策を理由に挙げたが、防災対策と冠をつければ何でも通るというのは身内と素人相手の論理でしかない。
野党となって対抗してくる相手に根回し・裏取引もなしに通用するはずがない。
あまりにお粗末、川勝県政の大失態だ。
しかし、これで県政が停滞し県民生活に支障が出るかというと、決してそんなことはない。
官僚制の短所でもあり長所でもある決まったことは淡々と進められていく体質・風土の所以である。
実際、副知事が何人であろうと県民にとっては県税が余分に使われるということ以外に何も変わらないといってもよい。
さて、その川勝であるが、防災にそれほどご執心というわけではない。
むしろ自分は要人接待の外交がしたいだけで、防災などのこまごまとした仕事は副知事連中にお任せにしたいというのが本音と思われる。
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これは、ガバナーズミーティングと称し、川勝がハワイとカリフォルニアに公務として行くという来年度の予算の積算文書であるが、具体的に何をしに行くとして予算が作られたかといえば、
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駐日米国大使との懇談会のためだという。
彼の公約「一円たりとも無駄にしない」からすれば、わざわざハワイやカリフォルニアに行かずとも日本でやればよい。そこに行く必要が本当にあるのならこのような姑息な理由ではなくしっかり費用対効果を査定してもらえばいい。
もちろんこんなものは氷山の一角。
地域外交展開事業だけでも以下画像のとおり。
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自身が出向く費用だけでなく、来県者のために開くレセプションやら土産代やらと税金での飲食接待も多く含まれる。
もちろん県民に利益が還元されるようなものならだれも文句は言わない。
しかし、これまでにどのような成果やその兆しが見えただろう。納得するような説明は一切ない。
沼津駅高架化問題や原発再稼働の問題など、川勝には役人出身の知事では決して言えないこと・できないことができるという長所があることは事実だ。
だから、石川県政の暗黒時代を見れば役人出身出身の知事よりはましともいえる。
しかし、今の川勝の下では他県に比べ静岡県の発展は望むべくないことも事実だ。
他に人材がない中、今回の事態を糧に、これまでを反省し精進してもらいたいものである。
それにしても役人は計算高い。突然辞任の岩瀬副知事にしてみれば三人体制なら辞退を迫られた退職金も受取れ川勝のわがままからも解放され、混乱の中で自分の利を守り切った。そればかりか、自分が退くことで議会で知事が突然前向き発言をした副知事退職金辞退で三人体制をという大前提を阻止し後続の役人の利益も守れそうだ。川勝自身には似合わないがそういう駆け引きに対抗できる人材を橋下参謀群から引き抜くくらい人望があったらと残念でならない。
今後、役人サイドからの川勝下し工作が活発になるだろうが、はたしてこれを乗り切れるか、目を離せない。
今日の県議会最終日で知事提案の副知事増員の議案が否決されたのである。
そもそも3人の副知事というのは大義がない。
空港の時と同じで防災対策を理由に挙げたが、防災対策と冠をつければ何でも通るというのは身内と素人相手の論理でしかない。
野党となって対抗してくる相手に根回し・裏取引もなしに通用するはずがない。
あまりにお粗末、川勝県政の大失態だ。
しかし、これで県政が停滞し県民生活に支障が出るかというと、決してそんなことはない。
官僚制の短所でもあり長所でもある決まったことは淡々と進められていく体質・風土の所以である。
実際、副知事が何人であろうと県民にとっては県税が余分に使われるということ以外に何も変わらないといってもよい。
さて、その川勝であるが、防災にそれほどご執心というわけではない。
むしろ自分は要人接待の外交がしたいだけで、防災などのこまごまとした仕事は副知事連中にお任せにしたいというのが本音と思われる。
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これは、ガバナーズミーティングと称し、川勝がハワイとカリフォルニアに公務として行くという来年度の予算の積算文書であるが、具体的に何をしに行くとして予算が作られたかといえば、
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駐日米国大使との懇談会のためだという。
彼の公約「一円たりとも無駄にしない」からすれば、わざわざハワイやカリフォルニアに行かずとも日本でやればよい。そこに行く必要が本当にあるのならこのような姑息な理由ではなくしっかり費用対効果を査定してもらえばいい。
もちろんこんなものは氷山の一角。
地域外交展開事業だけでも以下画像のとおり。
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自身が出向く費用だけでなく、来県者のために開くレセプションやら土産代やらと税金での飲食接待も多く含まれる。
もちろん県民に利益が還元されるようなものならだれも文句は言わない。
しかし、これまでにどのような成果やその兆しが見えただろう。納得するような説明は一切ない。
沼津駅高架化問題や原発再稼働の問題など、川勝には役人出身の知事では決して言えないこと・できないことができるという長所があることは事実だ。
だから、石川県政の暗黒時代を見れば役人出身出身の知事よりはましともいえる。
しかし、今の川勝の下では他県に比べ静岡県の発展は望むべくないことも事実だ。
他に人材がない中、今回の事態を糧に、これまでを反省し精進してもらいたいものである。
それにしても役人は計算高い。突然辞任の岩瀬副知事にしてみれば三人体制なら辞退を迫られた退職金も受取れ川勝のわがままからも解放され、混乱の中で自分の利を守り切った。そればかりか、自分が退くことで議会で知事が突然前向き発言をした副知事退職金辞退で三人体制をという大前提を阻止し後続の役人の利益も守れそうだ。川勝自身には似合わないがそういう駆け引きに対抗できる人材を橋下参謀群から引き抜くくらい人望があったらと残念でならない。
今後、役人サイドからの川勝下し工作が活発になるだろうが、はたしてこれを乗り切れるか、目を離せない。