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福島原発の放射性物質の影響、静岡県にも

2011-04-27 20:37:00 | ノンジャンル
昨日県が発表した「浜岡原子力発電所周辺の環境放射能調査結果(速報)」によれば、「健康への影響を心配するレベルではありません」とはいえ、「浜岡原子力発電所周辺の環境放射能調査において、過去の変動幅を上回る放射能等を測定した」とのことである。

具体的には、浜岡近海の「あじ」からもこれまで検出されなかった放射性物質が検出されたということであり、放射性物質は蓄積量が問題であるだけに、距離的に考えて、今は少ないとは言っても、やはり懸念される事象である。

また、低レベルとはいえ遠き福島原発の影響が公に認められた以上、静岡県は安全ですとは言えても静岡県には福島原発の影響はまったくありませんという主張は今後通らない。
そもそも、海に物理的な境はない。魚も移動する。
日本ばかりか隣国にも影響ありと考えるのが一般的であろう。
また、検体にもばらつきはあるだろう。今回の数値が平均的なものという確証はない。

であるならば、その影響が統計的にどの程度のものかをしっかりチェックすべきは行政である。
しかし、県は今日これまで毎日県内7か所で検査してきた水道水の放射線検査さえ、1か所を除いて週1回にすると発表した。
その代わりに水道水以外の検査を充実させるというなら理解もできるが、そういう発表はない。
静岡県行政の判断というのは、やはり理解しがたい。
真実と真摯に向き合わずに得られる信頼が今の静岡県にあるとでもいうのだろうか。

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