「県政オンブズマン静岡(静岡県庁の光と闇)~よりよき未来のために~」管理人のブログ

注)teacupブログから移転の2022年5月以前の投稿には、文字コードの違いから多くの文字化けがあります。

公開質問及び改善意見提出

2010-12-15 20:58:00 | 近況活動報告
夕方のニュースで報道されたとおり、空港収支の透明化に関する質問状が「空港はいらない静岡県民の会」から川勝知事宛て行われたわけですが、県政オンブズマン静岡としても本日以下のとおり知事宛て公開質問を送信(https://www.pref.shizuoka.jp/governor/mailbox.html)しましたので公開します。

<件名>
パスメ[ト取得費用公費負担など県職員旅費の支給について
<内容>
知事はマニュフェストで「税金は1円たりとも無駄にしない」として行財政改革に取り組んでいただけるものと期待しましたが、その前提たる情報公開に係る公約「職員の出張費なども、100%県民の皆様にホームページ等で公開します」も未だ行われていないなど残念に思います。
このため、ホームページ等で公開がされていない訪中旅費などの公文書の写しの交付を私費で先日受けたところですが、これに関して以下1~3について知事のお考えを伺いたく、公開質問をさせていただきます。よろしく御回答ください。

1 県は現在、旅券(パスメ[ト)取得費用を公費で支出していますが、一度限りの旅券があった当時なら理解できますが、国家公務員と異なり県職員においては現在は最低でも5年間有効な旅券が交付されるものであって、個人の私的使用も可能であり、自動車運転免許同様私的に費用負担し取得すべきものと考えますが、知事はどのように考えていますか。

2 内国旅行については前知事の時代に日当(当時2000円~2600円)を廃止し、旅行所費として1日200円の支給に改めたところですが、外国旅行においては未だ日当(3,500円~7,200円)が支給されています。級別の額の多寡や使途が不明であるばかりか余剰金はいわゆるお小遣となるものであって、税金の使途として県民感情に合致しがたい制度と考えますが、知事はどのように考えていますか。

3 航空運賃については「現に支払つた旅客運賃」が支給されていますが、宿泊料について定額以下の部屋に宿泊しながら定額支給、また、同じ額の部屋に宿泊しながら職級によって支給金額が異なる(言いかえれば懐に残る金額が異なる)というのは税金の支出として筋が通らないと思いますが、知事はどのようにお考えですか。

<注>(送信後に気付きましたが)所費は諸費の誤りです。
また、併せて以下のとおり県民のこえ宛て(https://www2.pref.shizuoka.jp/all/ikenteigen.nsf/touroku)意見を送ったので公開する。

<表題>
情報公開制度の運用改善について
<内容>
公文書の開示請求はインターネットでできるなど迅速な処理が担保されている一方、開示決定等の回答は郵送による文書にのみよっており、現実に金曜日付けの開示決定文書が月曜日に到達し、それを受けて写しの費用を送るなどして公文書の写しの交付までにいたずらに日数を要している。
期間延長の場合などは本人同意があればメールによる文書に変えるなどの経費節減のための制度改正も一考願いたいが、とりあえず、現実に文書の郵送を要するか否かにかかわらず文書日付の日にメールで同内容を伝えることは可能なはずであり、これについては即改善願いたい。
また、遠隔地においては現金書留によらねばならず不便であり、現金納付以外の方法(納付書、クレジットカード、県証紙等の方法)の拡充についても併せて今後の制度改正を検討いただきたい。

無為の静けさ

2010-12-14 21:32:00 | ノンジャンル
昨日川勝の定例会見があったが、記事になったのは毎日新聞の
「利用者数「13年度に70万人」 知事、目標撤回」というタイトルの記事くらいで、実際、中身がない会見だった。

実際ネットで会見を聞いたが空虚な言葉の羅列でしかない。
政治家のことばが行動と一致しないことが公然となって益々空しい感じだ。
無為が続いて悪化の一方の経済雇用情勢。
地域医療・福祉も好転の兆しも見えない。
農などの一次産業に期待という川勝の弁も空しい。
唯一記事になった、知事が現実に即した予測としてと自負する2013年度に空港利用者70万人という予測についても、
「川勝知事は「現実に即した」数字だと説明したが、「70万人」では空港は赤字経営を脱せず、県財政を圧迫し続ける事態を意味する」(毎日新聞)と書かれているとおり、依然として何のための予測かまったく意味不明(http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/698.html)。

そもそも、収支均衡の目安が100万人だとして、その100万人を超える需要があるから空港を造っても負担はないと言っていた前知事の方が(その真偽は別として)理屈としては理解できる。

道理を欠いた目標は必ず独り歩きするものだ。
現在でさえ年間40億の税金投入で空港を支えている実態があるのだから、最後は70万人のために税金丸抱えのチャーター便をあと20万人分飛ばそうなんてこともあるかもしれない。川勝にとって、空港はしょせん収支度外視の聖域なのだから。

委託先選定経緯の確認等

2010-12-10 23:14:00 | 近況活動報告
先日の件http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/700.htmlについて、以下のとおり昨夜請求し本日受付回答がありました。

平成22年12月10日付けで
「平成22年度富士山静岡空港地域経済波及効果分析業務
委託に係る以下1~6の文書(見積書・請求書等の添付書類一式含む)
1 契約執行伺
2 支出負担行為伺
3 契約書
4 県から委託先に提供・通知された文書(電子データ含む)
5 支出票(概算払等既に支払いがあった場合)
6 中間報告書」
に関する開示請求を受付けました。
この請求については、文化・観光部国際・交流局空港利用政策課が担当課となります。

空港利便性向上効果(受益者利益)の根拠未確認のまま県公表のお粗末

2010-12-09 20:15:00 | 静岡空港
先月、県議会の委員会で県が明らかにした静岡空港に係る「利便性向上効果」について、公文書の開示があった。

請求したのは「起案文書、計算書及びその積算根拠となる元データ」(http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/688.html)であったが、利便性向上効果に関して公表されたのはこれ1枚のみ。
理由は公開された文書中にも記載のとおり委託先から報告書が届いていないからだ。
つまり、根拠の確認もなしに議会で発表したということである。
疑うということを知らないのか疑問をもつ必要なしと思っているのか、いずれにしても過去の需要予測で専門家の数字を鵜呑みにして県民に損害を与えた反省は皆無だ。

知事の川勝平太が「国の出先機関の最たるものは都道府県。それを廃止するのが私の立場だ」と言いながら「広域行政ができるのは、国の官僚だけ。それをつぶしたら官僚が蓄積した知識を生かせない」と、県職員の行政能力に疑問を呈するのも至極当然である。

なお、開示された公文書上は11月中に報告書が届く予定とされているが、12月2日付けの公文書開示決定通知では、参考として
「平成22年度 富士山静岡空港地域経済波及効果分析業務に係る「利便性向上効果」の報告書は、現在、委託先の国立大学法人静岡大学で作成中です。12月中旬までには、当該文書を受領する予定です。」との記述があり、作成が遅れているもよう。

よって、現状では積算根拠は不明だが、いずれにしても利用者がこれだけの利益を得たというなら、利用者が生活困窮者でもあるまいし、受益者負担として赤字穴埋めに幾分かの負担をしてもらうのが筋であろう。より生活上税金で救うべき県民はほかにも大勢いるのだから。

3776友好訪中、公費参加職員と支給旅費(9~10月期分概要)

2010-12-05 22:58:00 | ノンジャンル
平成22年9月~10月の訪中静岡県職員旅費一覧
(氏名が赤字の職員は今回の訪中に際し個人用パスメ[ト取得費用11,000円を税金で賄った職員

<所属>
氏名:支給旅費
<東部地域支援局>
岡本武:162,500円
栗原浩一:153,900円
<知事公室>
岩瀬洋一郎:301,320円
川勝平太:308,407円
堀内智子:180,050円
川勝平太:327,080円
黒田晶信:161,380円
<知事戦略室>
土屋優行:209,810円
土屋優行:172,190円
<広報課>
垣内俊一:136,020円
藤浪隆司:146,660円
永井雅也:135,060円
長谷川貴久:142,760円
小野田裕之:156,380円
鈴木健太郎:151,280円
<くらし・環境部>
松浦敏明:164,380円
旧?齣ラ:164,432円
<県民生活課>
高橋良輔:124,580円
細萱宏樹:132,300円
<くらし交通安全課>
片桐文宏:123,460円
高橋俊行:134,460円
<公営住宅課>
青野直己:20,800円
<建築安全推進課>
後藤尚志:31,960円
<住まいづくり課>
塚本恭久:31,460円
<環境局>
石野功:208,710円
白井満:208,710円
<環境ふれあい課>
堀田暁範:194,750円
<廃棄物リサイクル課>
栗田浩幸:205,390円
<生活環境課>
近藤淳:205,390円
<文化・観光部>
出野勉:210,320円
出野勉:267,210円
君塚秀喜:155,360円
<世界遺産推進課>
金子節郎:192,830円
<文化学術局>
宇佐美稔:169,900円
<大学課>
古澤修:118,920円
本橋夏生:107,920円
川島悟:155,200円
渡邉宏:156,200円
<観光局>
渡井務:114,600円
渡井務:145,460円
<観光政策課>
武本弘朗:133,380円
<観光振興課>
加藤博昭:0円
西川博:0円
関典子:132,600円
加藤博昭:134,620円
那須野秀和:133,180円
金指ひろみ:128,240円
<国際交流局>
若梅真樹:168,480円
若梅真樹:211,320円
<国際課>
栗田直尚:172,480円
外山靖:190,218円
岩城徹雄:157,380円
加納理子:157,660円
栗林則和:157,480円
若田部孝:185,580円
<交流促進課>
柳川典之:200,220円
大井謙太郎:194,610円
<空港利用政策課>
内藤晴仁:200,220円
内藤晴仁:158,480円
秋山芳:151,540円
<健康福祉部>
石川俊一:133,800円
鶴田憲一:200,400円
<健康福祉部管理局>
田辺光男:125,300円
<東部健康福祉センター>
田代章:134,100円
<長寿政策課>
石田貴:126,060円
<障害者政策課>
鈴木まゆみ:125,300円
<医務課>
田中春奈:441,860円
<薬事課>
杉井邦好:138,740円
<経済産業部>
堀川知廣:103,930円
<経済産業部管理局>
長尾吉秀:104,530円
<大阪事務所>
深谷幸久:167,350円
<マーケティング推進課>
酒井信尚:208,250円
渥美寿之:119,373円
<農林業局>
内野稔:125,900円
<農業振興課>
大谷徳生:134,670円
<みかん園潔ロ>
佐々木麻衣:114,275円
<水産業局>
日向彰:163,100円
<商工業局>
兼子知行:255,720円
小笠原彩子:219,500円
<企業立地推進課>
小杉長生:142,520円
木村謙一:117,600円
影嶋圭司:153,520円
八木紀行:111,700円
<経営支援課>
内藤文俊:143,930円
<交通基盤部>
森山誠二:86,680円
岩田良明:86,675円
<危機管理部>
岡部昭典:181,855円
岩田孝仁:181,855円

計:13,905,680円
(注:一部機種依存文字については当て字使用)


9~10月の詳細版(支出予算名、発着地等)は
hou3.pdf


<前回>
http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/670.html
http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/673.html

<前々回>
http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/612.html
http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/614.html