まほろば俳句日記

毎日見たこと聞いたこと感じたことを俳句にします。JーPOP論にチャレンジ。その他評論・エッセー、学習ノート。競馬も。

ミロクの世/雑句雑感Ⅱ~プロローグ3の終わり(その100)

2014-09-10 15:24:42 | 雑句雑感Ⅱ
まっこうくじら太平洋は岩だらけ  天の御柱心の御柱秋万端  秋の蚊の血を吸う前の涯の眺め  けらみみず地涌の菩薩のごとく鳴く  養生のアルミ一枚無月なり  人体を重ねて涼しミロクの世  初さんまパーフェクトブルーといふ思ひ  残る蝉ここから無敵の人となる  未決囚のまま再会す菊人形  ロートレアモンのマルドールの歌星流れ

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火をもって尊し/雑句雑感Ⅱ~プロローグ3の終わり(その98)

2014-09-09 21:38:48 | 雑句雑感Ⅱ
秋晴れやアラブは復讐の民ならず  中秋の名月シェールガス満載に  火をもって尊し望月の闇つづく  共食いの兎満月の欠け始む  少年兵とパチンコ射てり海ゆかば  軍票で買えぬ梅毒特効薬  震洋隊の化粧の白さ八月尽  特攻と自爆のはざまただ満月  太宰忌の覚悟の入水底は無し  女王様のコインを投げて秋と知る     

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無限の輪/雑句雑感Ⅱ~プロローグ3の終わり(その92)

2014-09-06 20:49:58 | 雑句雑感Ⅱ
ひぃふうみぃよぉ数ふこと無き蒼天あり  どこからどこまでが世界の終焉なのか  誰か応えよ人糞のあたたかさとは  こともなげなるわがちちははの生死かな  前方に果て無き後方に高鳴る来し方の光芒  なにもかも分かたれしまま滅ぶなり  やり直しは効かぬこととてひかりなす  叫ぶまえにおのれの何所か熱持てり  火をもって夢夢人間の飛礫とせよ  ほふといひほふといふ間の無限の輪走る      ※あらためて眺めるとただ乱暴なだけの意味不明の句片ですが内面のモチーフとして活かしていきます(9/8)。

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秋入日/雑句雑感Ⅱ~プロローグ3の終わり(その79)

2014-09-01 14:08:50 | 雑句雑感Ⅱ
秋初めラジオ体操に第二あり ヤングマンの校内放送夏終る  小さい秋見つけた 流し目のオレだよオレ  捲土重来のテロップ新宿の秋入日  秋鳩の円陣を出て餌を放つ  銅山を終日巡り後の月  人類の偉大な一歩と夜食とる  柔をもって剛を制す鬼やんま  人間ではない野性の何か小鳥来る  東京神田神保町銀漢のぬくめ酒     

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シーシュポスの神話/雑句雑感Ⅱ~プロローグ3の終わり(その68)

2014-08-28 10:09:00 | 雑句雑感Ⅱ
いくさとは人間の業なり秋始め  白帝の飽くなき白さ愛餓とも  秋暑し開襟シャツの刑事(でか)が来る  残暑見舞広末涼子は悪女なり  涼新た七度生まれて七度死ぬ  シ-シュポスの神話ニッポンの秋は来ず  ヒロシマをまた狙ったのか秋気満つ  金秋とはどう考えてもまた地獄  葉月の葉ぺらぺらエヴァンゲリオンの日  破顔一笑の石破茂九月の山上に(政界クリスチャンの一人)

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