まほろば俳句日記

毎日見たこと聞いたこと感じたことを俳句にします。JーPOP論にチャレンジ。その他評論・エッセー、学習ノート。競馬も。

ボッタクリバー/新雑句雑感(84)~プロローグ5の始まり

2016-05-21 23:27:05 | 新雑句雑感
小満やこの世に一歩踏み出せり  四迷忌の四つの迷ひ暴発す  小満や末期の水のほの苦く  槍投げの見ぬちの果てや登四郎忌  余花とあり新宿歌舞伎町ボッタクリバー  あたらしき世に汝が名無し登四郎忌  余花千本ただそれだけの船着場  余花見むと日記に余白見当たらず  ほんたうは余花とは落花の別称なり  余花暗し死ぬために生きているのだろう  旧年札山と積まれし余花の寺  東京のとどのつまりに余花の空  余花の雨わたしも打たれ血の雨に  余花晴れてDAIGOと景子薄れけり  余花遥か桜はこの世のものならず  ほんの一閃雷鳴響く余花の街  鉄片を身の内に持つ余花の雨(傷痍軍人記念館)