3月28日(水曜)のTHEカラオケバトル【春のグランプリ】の優勝は、エリート・ジャズシンガーこと宮本美季であった。宮本は、米バークレー音楽大学を首席(4年制を2年半で繰上げ)で卒業した。帰国後、女性ジャズシンガーとしてデビューし、スウィングジャーナル誌の最高ジャズボーカル賞を受賞した。米国人の婚約者もおり、米国との絆はことさら強い。今回のカラオケバトル決勝での得点は99.928で、選曲はチャゲ&アスカの『太陽と埃の中で』(1991)だった。宮本とは(太陽)神の宮を持つ【日本】を意味し、得点の99.9は【666】で928【国は】太陽と埃(=誇り)の中で、歌詞にある『追いかけても追いかけてもつかめないものばかりさ』と、戦後復興=高度成長以来の混迷を極める21世紀のわが国を暗示している。安倍政権の【戦後レジーム】からの脱却と自主憲法制定(改正)の動きともリンクする。それでは、そうした成長の果てで方向を見失い、混迷を極める日本にどのような希望があるのだろうか?・・・《続く》
宮本美季 カバー 『太陽と埃の中で』(原曲 チャゲ&アスカ) 1991