コンドルは飛んで行く付
東京上野の国立科学博物館で2月まで『古代アンデス文明展』が開催されている。これまで中米のマヤ文明と並んで、南米のインカ帝国は並び称されて来た。しかし、これはあまりにも大雑把過ぎる捉え方である。マヤ文明はメキシコ領のユカタン半島からグアテマラ・ホンジュラスなどにかけての地域に紀元6~8世紀を最盛期として栄え、後にメキシコ中部高原のアステカ帝国に引き継がれ、16世紀にイスパニアのコルテス将軍らに滅ぼされた。一方、南米のインカ帝国であるが、これも中米最後のアステカ帝国と同時期の15~16世紀にペルー(首都クスコ)に栄え、やはりイスパニアの傭兵隊長ピサロなどに滅ぼされた。共に、後の彼ら欧州人の侵攻を思わせる【白い神】の襲来によって滅亡する預言を持っていた。・・・《続く》
BEST OF LEO ROJAS
https://youtu.be/W41IFXbB5-M?t=64