野性派でいこう!

日々の徒然です。子供四人。自然派。遺跡発掘事務所でお仕事。遺跡発掘調査で働き、やっぱり描いたり書いたりする日々。

お母さんの力量。

2016-08-10 23:03:43 | 子育ての事

わたしが子供の頃、近所のお友達と そのうちのお母さんたちと、よくザリガニ釣りにいった。

お母さんたちがすごくて、

子供の事は御構い無しにドンドンザリガニを釣っていく。

お手製の竿に、ちくわか魚肉ソーセージを餌につけて、最初の一匹目を釣る。

次の餌は、
ザリガニは、共食いをするのよね。
と、言いながら、最初の一匹目をその場でバキバキと解体して、餌にして釣っていく。

膝までズボンをまくって、半分沼に浸かりながら釣っていたお母さんたちの記憶がある。
足はザリガニに挟まれなかったのだろうか。

たちまちバケツは、ザリガニでいっぱいに。

わたしたちは、大きな石置き場の石によじ登ったりもしたから、すぐにお腹がペコペコになる。
危ない!なんて言うお母さんは一人もいなかった。

お昼は、たいていおにぎり。

よそのお母さんの握ったおにぎりは、丸い形だったりして、面白かった。

こういうワイルドなハイキングが、本当に楽しかったけれど、
今思うと、
あのお母さんたちは、今のわたしくらいの年齢だったのね。

鮮やかに、ザリガニを釣り上げる。

躊躇なく生きているザリガニを捻る。堅いザラザラの殻から、艶やかな白い身が取り出される。
手早く紐に結んで、次のザリガニを釣る為に、竿を片手に沼に入る。

その一連の動きは、エレガントにすら見えた。

わたしの、お母さん、の原点の姿って、コレなのかもしれない。

わたしの後ろ姿も、子供たちには、あんな風に見えているといいのだけれど。