JR飛騨萩原駅の西側、十六銀行益田支店の斜め向かいに明治44年築の旧店舗が現存しています。
開業時は明治期の地方銀行でよく見られる木造土蔵造りの建物でしたが、現在はRC造に改築され、十六館としてギャラリーなどとして再生活用されています。
玄関部分は改変されていますが、漆喰塗りの外壁やアーチ窓の意匠など外観は当時の姿をよくとどめています。
◆十六館(旧十六銀行益田支店)/岐阜県下呂市萩原町萩原1359-1
竣工:明治44年(1911)
構造:土蔵→RC造平屋
撮影:2006/08/06
https://www.pref.gifu.lg.jp/page/7081.html
このブログで取り上げた現存する明治~大正期の漆喰塗りの土蔵造銀行建築です。
おもに観光施設やギャラリーなどに再生活用されています。
近代建築保存の一番幸せな形として、これからも再生活用される建物が増えるのを願うばかりです。