観音橋(かんおんばし)は、飛騨川に浮かぶ中の島にある小山観音参拝のために架けられた橋で、現在も当時のまま使われています。
小山観音のある中の島はもともと陸続きでしたが、下流に今渡ダム(昭和14年)が建設され陸路が水没してしまうため、昭和13年に「観音橋」が参拝用の橋として建設されました。
小山観音周辺は飛騨木曽川国定公園に指定されている風光明媚なところで、市内でも有数の桜の名所として知られています。
川岸の桜並木から飛騨川に浮かぶ観音堂に続く橋のある風景は、これからも地元の人々にずっと愛されていくことでしょう。
◆観音橋(かんおんばし)飛騨川/美濃加茂市下米田町小山104
竣工:昭和13年(1938)
構造:RC造
撮影:2007/04/08
観音橋全景~訪れた時はちょうど川岸の桜並木が満開でした
飛騨川にぽっかり浮かぶ小山観音
中の島には馬蹄観音が祀られた観音堂があります
参拝橋ということで欄干、親柱は和風意匠のデザイン
観音橋から望む飛騨川沿いの桜並木