今日は朝から本格的な雪になりました。
しんしんと降る雪を見ながらストーブに当たり、お気に入りの音楽を聴く。ささやかな幸せを実感するひと時です。
拓郎の『雪』の一節~窓にもたれ思う冬の旅を~が頭をよぎり、「あ~冬の温泉行きたいよお~」と妄想にふけります。
ところで最近何気に音楽を聴いていると、以前聴いていた音より確実に良くなっていることに気づきました。
わたしのオーディオは40年以上前の年代物ですが、音の深み、柔らかさ、艶が確実に増してきて、ここに至って歴代ベストの音が出ているではありませんか!
そこで思い当たるのは、4月からの強制おうち時間でほとんど一日中音を流しっぱなしにしている今の環境です。
現在のオーディオは、大学以来の付き合いになりますが、就職してから転勤、結婚、子育てと忙しい日々が続き、じっくり音楽を聴く時間がほとんどありませんでした。
子どもたちに手がかからくなった15年ほど前から、音楽と向き合う時間が増え、休日にはアンプに灯を入れる時間が多くなりました。
それでもある程度音量を上げて聴くのはせいぜい休日の週2回、用事があるとそれもままなりません。
ところが4月から音楽環境が激変。
毎日12時間の稼働に加え、昼間もアンプ、スピーカーの本来の性能が発揮できる音量まで上げて聴くことができます。
そんな半年の慣らし運転で、40数年休眠していた愛機たちが、本来の持つパフォーマンスを発揮できるようになりました。
あらためて昭和のアナログオーディオの底力、奥深さを再認識しました。
年を経て輝きを増す愛機たちのおかげで、毎日充実したおうち時間を過ごしています。
最新の高級オーディオの音はわかりませんが、今では40年来の付き合いの愛機たちとともに過ごす時間は、私にとってかけがえのないものになりました。
この歳になってようやく、オーディオの本当の愉しみにたどり着いた思いです。
円熟の愛機サンスイ(AU-D707F)とヤマハ(NS-1000M)が今日も老骨に鞭打ってけなげに鳴っています。
最近ハマっているアールグレイを濃いめに出したミルクティーを飲みながら、ケニーバロンのピアノとサックスをゆったり聴く午後のひと時。
こんな小さな幸せですが、わたしの人生を最高に豊かにしてくれます。
今日という日と、最後までお付き合いいただいた皆様に感謝です!
George Robert, Kenny Barron Peace
Tracks: 1 Peace 00:00 2 I Didn't Know What Time It Was 02:37 3 Soft...
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