古い町を歩いていて、必ず一軒は見つけることができるのが昔ながらの銭湯です。しかし最近は、廃業しているところが多く、現役で営業している銭湯はめっきり少なくなっています。
東海地方の銭湯は、関東で良く見られるお寺のような立派な宮造りタイプは少なく、洋風、和風、民家風など様々です。
◆◇◆戦前の洋風銭湯◆◇◆
■広見湯(戦前)/愛知県江南市
最近ではお目にかかれないレトロな洋風銭湯。残念ながら廃業してしまいました。
■上天温泉(昭和2年)/愛知県刈谷市
大中肇設計のモダンな銭湯として有名でしたが、廃業してしまいました。
当時としては珍しい鉄筋コンクリートの銭湯で、正面の幾何学的窓割は現在でも新鮮です。
■四谷浴場(戦後)/愛知県一宮市
スクラッチタイルが使われていますが、昭和20年代頃の開業と思われます。
■墨俣町の銭湯(戦前)/岐阜県大垣市
正面だけ洋風にしてタイルを貼った看板建築風。
■片倉館(昭和3年)/長野県諏訪市
ヨーロッパの温泉保養施設を手本にして建てられた本格的な西洋建築で、とても入浴施設とは思えません。現在も当時の姿のまま温泉浴場として営業されているのがすごいところで、これぞ「元祖温泉日帰りスーパー銭湯」と言っても過言ではありません。
■栄湯/愛知県江南市
昭和30~40年代の町並に良く似合う銭湯。
◆◇◆和風銭湯◆◇◆
■新川温泉/愛知県碧南市
■ライン温泉/愛知県犬山市
■蛭子湯/愛知県瀬戸市
◆◇◆町家風◆◇◆
■玉乃井湯/愛知県一宮市
■彦根市の銭湯