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8月24~25日、同郷の山仲間と一緒に、赤岳鉱泉に宿泊し南八ヶ岳の山麓を歩いてきました。
歩いたのは、赤岳山荘(標高1710m)~美濃戸山荘(同1760m)~柳川南沢~行者小屋(標高2340m)~中山展望台(同2393m)~赤岳鉱泉(同2220m)~柳川北沢~美濃戸山荘~美濃戸口バス停(同1490m)の合計距離が11.6kmです。
当初は赤岳登頂を計画していましたが、秋雨前線が列島にかかる不安定な天候から日程を短縮し、また私たちの技量と照らして無理のない計画に変更することとしました。
車で赤岳山荘まで送ってもらい、そこを9時に出発。道はすぐに2つに分かれ、右側の柳川南沢沿いの登山道を進みました。この道は沢沿いに清流のせせらぎを聞きながら歩きますが、コケに覆われた森の中を歩く時間も多く、変化に富んでいます。
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2時間ほど歩き、広い河原に出ると目の前に横岳が飛び込んできます。
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さらに河原を少し歩くと赤岳も見えてきますが、朝の時間は完全な逆光でした。再び森の中の小径を少し行くと、行者小屋が見えてきました。
行者小屋は昼食の時間を迎え、小屋の前には多くの登山者が休憩を取っていて、私たちも名物の行者ラーメンを注文しました。
このラーメンは別名を餃子ラーメンというようで、その名の通り餃子が3つも入っていました。
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さて、行者小屋を後にし中山展望台へ向かいます。振り返ると阿弥陀岳がきれいでした。
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中山展望台は行者小屋から赤岳鉱泉に向かう登山道の途中にあり、登山道から分岐した急坂の小径を高さにして30mほど登り、刈り払われた小さなピークの上で回れ右をしました。
すると、そこには何と硫黄岳~横岳~赤岳と続く稜線や、阿弥陀岳の大パノラマが広がっていました。
昨年の晩秋に、私はこの稜線を歩く計画をしていましたが、雪のため中止したところです。
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こちらは主峰の赤岳(標高2899m)です。
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こちらは阿弥陀岳(標高2805m)です。
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主稜線に阿弥陀岳を加えたパノラマ写真を撮りました。
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中山展望台から下り、赤岳鉱泉へ向かいます。30分ほど歩くと左手にヘリポートが現れ、更に数分で赤岳鉱泉に着きました。
着いたのは午後2時前でしたが、既に登山客が続々到着してきていました。この宿はお風呂が使えるのと夕食が豪華なことで、人気が高いところです。
さて、その人気の夕食ですが、ご覧の通りです。スープとご飯はお代わりができます。
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翌朝は5時前に起床、5時30分に朝食を摂り、6時30分に赤岳鉱泉を出発しました。
小屋は稜線の陰になり、陽が当たりません。小屋から見上げると阿弥陀岳の山頂が朝陽に輝いていました。
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赤岳鉱泉からは柳川北沢に沿った登山道を下りました。
この道は沢にかかる橋を何度も渡り、常に渓流の音を聞きながら歩きます。
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途中、コーヒーを飲んだりして休みやすみ歩き、前日歩き始めた赤岳山荘に8時30分に着きました。
さらに、ここから林道を1時間近く歩き、ゴールの美濃戸口バス停には9時20分過ぎに到着しました。
2日間に観たお花のいくつかをご覧いただきます。夏のお花と秋のお花が混じっていました。
シラヤマギク(白山菊、キク科シオン属の多年草)。
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アザミの仲間。
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オオカメノキ(大亀の木、レンプクソウ科ガマズミ属の落葉低木)。
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ハクサンチドリ(白山千鳥、ラン科ハクサンチドリ属の多年草)。
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トリカブト(鳥兜、キンポウゲ科トリカブト属の多年草)の仲間。
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オンタデ(御蓼、タデ科オンタデ属の多年草)。
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オンタデとイタドリ(虎杖、痛取、タデ科ソバカズラ属の多年草)はよく似ています。間違えていたら、ごめんなさい。
こちらは小屋の西側に群生していたイタドリだと思われるお花です(早朝薄暗いので青味が出ています)。
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ヤマハハコ(山母子、キク科ヤマハハコ属の多年草)。
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ミヤマアキノキリンソウ(深山秋の麒麟草、キク科アキノキリンソウ属の多年草)。
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最後に、麓の諏訪郡原村(はらむら)から観た南八ヶ岳全貌です。近くに山があるって、ほんとにいいですね。
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ご覧いただき、ありがとうございました。