10月15日に京都府立植物園に行った来ました。
後編では植物生態園の花々をご覧いただきます。
先ず最初に観たのが、この黄色い花でした。
名板にはマツムラソウ(松村草)と書いてありました。
マツムラソウは、西表島、石垣島、台湾、中国南部に自生する、イワタバコ科マツムラソウ属の常緑多年草で、絶滅危惧IA類 (CR)(環境省レッドリスト)に上げられているようです。
こういう希少種の保全が行われているのが、植物園のありがたいところです。
次に観たのがこの小さい花です。たくさん観ました。
名板を探しても見つかりません。キツネノマゴ(狐の孫、キツネノマゴ科キツネノマゴ属の一年草)のように思いました。
続いてアザミの仲間(キク科アザミ属の多年草)を観ました。アザミは3種類が咲いていました。観た順に上げておきます。
なつみかんさんのブログをご覧になった方は、もう名前をお分かりかと思います。
1つめはこの花です。
そうです。オハラメアザミ(大原女薊)です。いかにも京都らしい名前ですね。
2つめは海辺に咲くこのアザミです。
はい、ハマアザミ(浜薊)です。根を食用にすることから、別名ハマゴボウ(浜牛蒡)とも呼ばれています。砂地、砂礫地から草原を好む海浜植物です。
3つめはうつむいて咲くこのアザミです。もう花が終わりかけでした。
ご存じかと思いますが、サワアザミ(沢薊)です。近畿から北海道南部にかけての日本海側の広範囲に分布します。名前の通り、沢沿いや川そばなどの湿り気のある場所を好みます。
次はさらによくご存じの花です。赤紫色のほか、白色の花もたくさん咲いていました。
はい、ツリフネソウ(釣船草、吊舟草、ツリフネソウ科ツリフネソウ属の一年草)です。今が見頃でした。
白花はシロツリフネと呼ばれるようです。
続いてもお馴染みの花です。
そうです。ホトトギス(杜鵑草、ユリ科ホトトギス属の多年草)です。ユリ科らしい葉をしています。
白花はシロホトトギスと呼ばれます。栽培されているものはよく見かけますが、自生のものは観たことがありません。
植物生態園で観た花はまだまだありますが、長くなるので残りはその②でご覧いただこうと思います。
ところで、3年前に京都府立植物園に行った際は、地下鉄の「北山駅」で下車して北山門から入りました。ところが今回は「北大路」で降りて、正門から入りました。
理由は、単に降車駅を間違えただけでした。
降りてすぐに風景の違いに気づいたものの、正門から入ろうと気持ちを切り替えました。「北大路」からの道を選んだことで、いくつかいいことがありました。
1つめは、植物園を取り巻く最近の事情を知ったことでした。
何と、植物園の敷地を削って、巨大なアリーナを建設する計画が進んでいるようです。地下鉄の駅を出たところで、反対の署名を募っていました。
2つめは、駅とリンクして、イオンモールがあったことです。帰りに立ち寄って、その日の夕食の食材を買い出しました。
3つめは、加茂川をじっくり観られたことです。翌日に上加茂神社に詣でたので、そこでも加茂川沿いを歩いたのですが、加茂川にカモがたくさんいるのを再確認しました。カモの他にはアオサギもいました。
『京都府立植物園に行ってきました - 後編(植物生態園で観た花々 その②)』に続く。
後編では植物生態園の花々をご覧いただきます。
先ず最初に観たのが、この黄色い花でした。
名板にはマツムラソウ(松村草)と書いてありました。
マツムラソウは、西表島、石垣島、台湾、中国南部に自生する、イワタバコ科マツムラソウ属の常緑多年草で、絶滅危惧IA類 (CR)(環境省レッドリスト)に上げられているようです。
こういう希少種の保全が行われているのが、植物園のありがたいところです。
次に観たのがこの小さい花です。たくさん観ました。
名板を探しても見つかりません。キツネノマゴ(狐の孫、キツネノマゴ科キツネノマゴ属の一年草)のように思いました。
続いてアザミの仲間(キク科アザミ属の多年草)を観ました。アザミは3種類が咲いていました。観た順に上げておきます。
なつみかんさんのブログをご覧になった方は、もう名前をお分かりかと思います。
1つめはこの花です。
そうです。オハラメアザミ(大原女薊)です。いかにも京都らしい名前ですね。
2つめは海辺に咲くこのアザミです。
はい、ハマアザミ(浜薊)です。根を食用にすることから、別名ハマゴボウ(浜牛蒡)とも呼ばれています。砂地、砂礫地から草原を好む海浜植物です。
3つめはうつむいて咲くこのアザミです。もう花が終わりかけでした。
ご存じかと思いますが、サワアザミ(沢薊)です。近畿から北海道南部にかけての日本海側の広範囲に分布します。名前の通り、沢沿いや川そばなどの湿り気のある場所を好みます。
次はさらによくご存じの花です。赤紫色のほか、白色の花もたくさん咲いていました。
はい、ツリフネソウ(釣船草、吊舟草、ツリフネソウ科ツリフネソウ属の一年草)です。今が見頃でした。
白花はシロツリフネと呼ばれるようです。
続いてもお馴染みの花です。
そうです。ホトトギス(杜鵑草、ユリ科ホトトギス属の多年草)です。ユリ科らしい葉をしています。
白花はシロホトトギスと呼ばれます。栽培されているものはよく見かけますが、自生のものは観たことがありません。
植物生態園で観た花はまだまだありますが、長くなるので残りはその②でご覧いただこうと思います。
ところで、3年前に京都府立植物園に行った際は、地下鉄の「北山駅」で下車して北山門から入りました。ところが今回は「北大路」で降りて、正門から入りました。
理由は、単に降車駅を間違えただけでした。
降りてすぐに風景の違いに気づいたものの、正門から入ろうと気持ちを切り替えました。「北大路」からの道を選んだことで、いくつかいいことがありました。
1つめは、植物園を取り巻く最近の事情を知ったことでした。
何と、植物園の敷地を削って、巨大なアリーナを建設する計画が進んでいるようです。地下鉄の駅を出たところで、反対の署名を募っていました。
2つめは、駅とリンクして、イオンモールがあったことです。帰りに立ち寄って、その日の夕食の食材を買い出しました。
3つめは、加茂川をじっくり観られたことです。翌日に上加茂神社に詣でたので、そこでも加茂川沿いを歩いたのですが、加茂川にカモがたくさんいるのを再確認しました。カモの他にはアオサギもいました。
『京都府立植物園に行ってきました - 後編(植物生態園で観た花々 その②)』に続く。
もし行ったら、私も駅を間違えそう^^;
でも、良いことが有ったのも、転んでもただでは起きない、
なつみかんさんのようですね^^
シロツリフネ、シロホトトギス、
どちらも、見たことないです(@_@)
さすが、京都府立植物園と言った感じですね^^
京都駅から地下鉄に乗り、植物園へ一直線。
気がせいていて、予定より一駅早く降りてしまいました。
シロツリフネ、シロホトトギスは、私も初めて観ました。
希少種がきちんと保存されているとことが、植物園のよいところですね。
でも狭い中にたくさんの植物が植えられていて、育てる方も観る方も大変だと思いました。
もっと植物園を拡張して欲しいですね。
おはようございます。
私のフォローしているブログの新着記事ではshuさんとなつみかんさんはほぼ毎日隣同士で出てきます。
同じような時間帯でアップされるからでしょうね。
だからこの二日間、京都府立植物園のブログが並んで出てくるわけです。(笑)
私まで植物園に言った気持ちになります。
さてクイズですが、なつみかんさんところで見たにもかかわらず、やはりアザミの種類はダメですね。
苦手意識が強すぎます!
マツムラソウは見たすぐでしたので、さすがに覚えていました。
なつみかんさんが行かれてから2週間後に私が訪ねました。
その間に咲いているお花も変わったようです。
アザミには広範囲で分布するものと、一定の地域でしか観られないものがあります。
オハラメアザミは近畿地方に限られるアザミです。
一方、ハマアザミとサワアザミは広い範囲で観られます。
マツムラソウを観るのは初めてでした。
名前は、東京大学小石川植物園の初代園長の松村任三氏を記念してつけられたそうです。
今日は雨模様なので、休養日にして変な時間帯にパソコンを開きました。
京都府立植物園を訪問されたのですね。
花好きにとっては植物園訪問は楽しいですね。
私も数年前に京都観光に行った際に訪問しましたよ。その時の記録を探したのですが、どういうわけか出てきませんでしたが、たぶん早春だったのだと思います。
同じく地下鉄で行きましたが、近くにイオンモールがあったのは気づきませんでした。新しく建ったのでしょうか。
マツムラソウは花友達の方が種から育てていて、私もいただいて咲かせたことがあります。山野草にしては派手な黄色でした。
白花ホトトギスは今、我が家でも咲いてますが、これは種が落ちて増えるなど丈夫ですよ。
キツネノマゴも我が家でなぜかいっぱい咲きますので抜いてます。植物園でも何かにくっついてきて蔓延ってるのだと思います。
アザミは難しいですね。その土地、その土地ノアザミがありますから。ハマアザミは根っこが食用になるそうですね。
赤いツリフネソウは中国地方や九州をドライブしているとよく見ますが、白いツリフネソウは珍しいですね。
今までに、熊本の動植物園、岡山の半田山植物園、高知の牧野植物園、淡路島の奇跡の星の植物館、東京の目黒自然園などに行ったことがあります。
見せていただき、とてもsiawase気分です。
ブログ交流で、ちょっと得した気分、いいものですね。
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まだ咲いてる花もあれば、終わってしまった花もありましたね。
私が行った時は、まだホトトギスはほとんど蕾でした。
白いホトトギス、見たかったです。
ツリフネソウの白はここでしか見たことがありませんが、紅白共に毎年増えています。
条件が合えば、繁殖するタイプなんですね。
アザミは、花後のサワアザミも含めて写真を撮っておられたのがさすがです。
北大路から歩かれたのですね。
ケヤキ並木からではなく、賀茂川沿いを行かれたので、カモが見られて良かったですね(^^)
これから冬に向いて、カモの種類が増えるので、楽しみです。
サワアザミの別の呼び方はキセルアザミですね。私は宝塚市郊外にある丸山湿原で見ました。ここでは見ごろの花もまだありました。
京都駅から地下鉄烏丸線で、植物園へ一直線でした。
京都市内に数ある観光地の中で、植物園と京都御苑(家内の希望で晴明神社と上賀茂神社へも)を選ぶのは普通でないかもしれません。
3年前に訪ねたときは春で、今回は秋でしたが、植物生態園は秋の方が珍しい花が観られたように思いました。
ちなみに、春に訪ねたときの記事はこちらです。
https://blog.goo.ne.jp/shu2702/e/d93d2b9225561255ecff5e65c3945ca1
マツムラソウをご存じとは驚きました。絶滅危惧種らしいので、大切に育てていただきたいものです。
さらにシロホトトギスもご自宅にあるのですね。
シロツリフネは、keitannさんも珍しいと仰るくらいですから、希少なのですね。
キツネノマゴは、植物園で育てるほどの植物ではないでしょうから、何かにくっついてきたのかもしれませんね。
それなら名板がないのも納得できます。
北大路のイオンモールは、今年の6月に開業したそうです。
最近のイオンモールは、どこもおしゃれです。スーパーマーケットとは一線を画しているようですね。
植物園は私も大好きです。
海外では、バンクーバー(カナダ)、シドニー、メルボルン、ブリスベン、アデレード(以上豪州)、シンガポールなどの植物園に出かけました。
国内ではあまり行ってませんので、これから出かけようと思います。
植物園内で植物を撮る際は三脚の使用が制限されています。そのため手持ちで撮りました。
ピントが甘い写真もありますが、その植物の特徴が出てるものを選びました。
お褒めいただき、嬉しいです。
府立植物園の記事はもう少し続きます。
よろしければ、またご覧くださいませ。