同じ黄金スペックでも結構違う?
打感は少し軽いものの、楽に打っている時でもボールに十分なパワー
が乗るというのがSX300ツアーの特性のようで、良い部分でもある
のですがどうもしっかり打った時のボールの伸びが他のラケットより
劣るような感じも。
という事で前回、約1gほどラケットトップ部にオモリを付けてみました。
SX300ツアーのピークパワー特性に変化などはあったのでしょうか。
ヘッドのグラフィン360エクストリームプロとセンサーのデータで
比較をしてみたいと思います。
これまでのSX300ツアーを使って来た感じではスピン量では
エクストリームプロの方が上のような気がしますが、ボールの
スピードなどではどうなるでしょうか。
データは全て片手打ちバックハンドストロークでの比較となります。
両ラケットともオモリ&レザーグリップ等で改造済みです。
ヘッド グラフィン360エクストリームプロ
ポリスター エナジーターボ1.30 57p
平均ボールスピード 118km
最高ボールスピード 133km
球種判定フラット 9
球種判定スピン 11
ダンロップ SX300ツアー
ポリスター エナジーターボ1.30 57p
平均ボールスピード 119km
最高ボールスピード 130km
球種判定フラット 7
球種判定スピン 13
センサーで両方のラケットを比較してみましたが、数字上ではあまり
差がない結果となりました。
ただ体感上では結構差があったように思います。
改造後のスペックもほぼ同じ状態ですが、打ってみると振り抜き易さは
SX300ツアーの方が良く感じ、フラット系ボールの伸びもあったような
気がしました。前回の調整の効果はある程度あったようです。
エクストリームプロの方は振り抜きに若干空気抵抗による引っかかりも
感じるものの、ボール持つ感覚がSX300ツアーより長く感じ、安定して
打てる安心感もありました。
両方のラケットともフレックス(RA)が64ぐらいという事で打感が金属的
というわけでもなく、ボールを飛ばすアシストが強いため楽でポリを張っても
肘にこないので個人的にはとても使いやすくて良いラケットだと思います。