いつかあの青空の心に

少年のころ見上げた、あの青い空。澄み切ったあの空のような心になりたいと願った。その心に近づいているのだろうか・・・

本当の敵

2004年05月11日 | 考える
ガツンとくるものよりも
じわじわ来るもののほうがより怖い気がする。

怠けるということが、少しづつ身についてしまい、
気付いたら人生も終わりに近づいている
そんな人生は歩みたくないものだと
思い続けているのだが。

「それが隆盛する理由で衰退する」
とはどこで仕入れた知識だったか忘れたが、
たしかに万物そのとおりかもしれない。

「何かに打ち込んでいる人が好き」
と言っていた人はその理由で何かに打ち込んでいる人を
好きになるが、そのうちに「相手にされないこと」を不満に思い
続かなくなってしまう。

すべての中に衰退するきっかけを含んでいるような気がする。
なければないことを憂い、
あれば失うことを恐れる。
どんな物事にも逆の要素が内包されている。

ただし無償のものもある。
一切の見返りを要求しないものも。
それは「愛」なのだろうか。

倒すべき相手を見つけようと躍起になって探すが
それは実は自分自身の中にある、ちっぽけな心だったりする。

向かってくる「負」のすべてを打ち負かすような「正」の
パワーは必要ないのかもしれない。
要はそれを逸らすだけの力とタイミングさえあれば。

万物は流転しながら存在するのが法則ならば
それを身に着けて生きていきたい。

たとえ心は軋んだとしても。