gatagata道を行く

おばさんのよもやまばなし 食べる・歩く・俳句 by sino

「俳都」松山

2009-08-12 17:35:50 | Trip&Bike
松山は「俳都」という名にふさわしい街であった
路面電車の中、あらゆる観光スポットに「投句箱」が設置されている
驚いたのは、この箱への投句者年齢 なんと17%が10代、次が20代の若者
俳句甲子園の熱気をみても、俳句がシニアの趣味という感覚は捨てるべき
また、自分が俳句人口の若年層に分類されることなどあり得ないことだと思った

さて、坊ちゃん列車1回+普通列車乗り放題1日券500円を買い松山城へ向かう
大街道下車、秋山兄弟(坂の上の雲の主人公)生誕地を経由して松山城ロープウェイ口へ
松山城の天守閣からは松山の街、瀬戸内海が360°見渡せる
この城が松山のすべての中心地であったことを実感 
木造の城内を素足で歩くと、足裏から関ヶ原以降の年表が立ち上がってくるような気がした

坂の上の雲ミュージアム
11月下旬から放送される「坂の上の雲」 この物語に因んだ展示物満載のミュージアム
平成19年に完成、設計は安藤忠雄
外観内装とも非常に安藤忠雄ぽいが斬新とまでは言い難い

ミュージアムから散歩道の坂を登っていくと洋館「萬翠荘」、さらにその裏手の石段を進むと漱石と子規が五十数日同居したという「愚陀佛庵」がある
萬翠荘の庭には洋風のガーデンチェアが置いたあったが、触れたら間違いなく火傷
愚陀佛庵は木立の中の質素なしかし矍鑠とした2階建ての庵で、縁側に腰掛けてみると気持ちが落ち着いた

午後はまた路面電車に乗り「松山市」駅へ 駅から徒歩5分の「子規堂」へ
伊予鉄の踏切を渡り、昔ながらの駅前商店街を進とすぐだった
子規はここで俳句を作り、句会をしていたのかぁ その場に土足で居ることに違和感

松山市駅に戻って道後温泉行きの、また路面電車 一日券が役に立つ
道後温泉の一駅前、道後公園で降り、城跡の公園を縦断して「市立子規記念博物館」へ
特別展「子規と紅葉」
生まれ年が同じで、亡くなった年も1年違うだけ
同時代を生きたふたり、紅葉がこんなに熱心に俳句に取り組んでいたとは知らなかった

さぁ大阪からのご一行が到着する時刻 集合場所はなにわやロビーだ
博物館からなにわやまでは徒歩1分
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする