暗黒星雲というと、どういうイメージですか?
普通は、悪のイメージ?(笑)光と影の世界ですよね~
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宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』の中では、ふたつの十字架・北十字(白鳥座)と
南十字(南十字星)のすぐ横の暗黒星雲を「空の穴」といい、冥界と現世を結ぶ通路・・・と
描かれています。
北十字から、南十字・・・天の川の中です。
天の川の正体は、太陽のように自ら輝く(瞬く)星の大集団です。
その星たちを覆うように、天の川銀河全体に渡って黒く分布しているのが暗黒星雲です。
天の川銀河には、たくさんの暗黒星雲が存在しているのです。
暗黒星雲は、背景の星や散光星雲の光をさえぎって暗く(シルエットとして)見えます。
肉眼では何もないように見えますが、実は、暗黒星雲は星が誕生する材料がたくさんある場所なのです。
NHK Bs「宇宙の果てを見る」で、チリ・アタカマ砂漠の人達は、星ではなく
暗黒星雲(ダーク・クラウン)の部分を動物に見立てて、お話を作ったそうです。
星座の物語を語る人は多いのですが、暗黒星雲で物語を作ったのはアタカマの人達だけ?
アタカマ砂漠・・・アンデス山脈に、月の谷、アタカマ塩湖、世界最高地点の天文台
アタカマ天文台
暗黒星雲を見つめる人達がいます。。。
ThankYou
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