水冷エンジンのトラブルに「オーバークール」というものがあります。
水冷エンジンは、走行中はラジエターに強制的に風が当たるんで
真冬の冷たい風だと冷え過ぎてエンジンが暖まらないというわけです
例えるなら、正月の駅伝に出る選手が
寒さのあまり足がケイレンしてしまうのに似てますね。
冷え過ぎるとエンジンも調子が悪くなるんですよ
それに1980年製のRZには温度を調節するサーモスタットなんて
洒落たもんは付いてません
そこで昔から伝わる知恵。
段ボールをラジエターに挟んで、
風の当たる面積を狭くするという方法(ガムテープでも可)。
スーパーに行けば段ボールはタダで手に入るしね。
1/3ほど塞いで終わりです(作業時間3分)。
たったこれだけで快適になるんですよ
結構昔の知恵って簡単で、身の回りにあるもので出来るのが多いです。
防寒対策でジャケットと体の間に新聞紙挟んだり(紙は風を通さない)。
空冷エンジンのオーバーヒート対策にシリンダーのフィンに
金属洗濯ばさみ付けたり(洗濯ばさみで放熱する面積をかせぐ)。
マフラーに針金で缶コーヒーを捲いとくと、ひとっ走りして
休憩するまでにマフラーの熱でホット缶コーヒーができあがってたり。
ただ、現代で上のどれかをやってる人は絶滅に近いですけど・・・
70’s~80’sの雰囲気に浸りたいならいいかも
全然関係ないけど、
RZのメーターは通称「バルタンメーター」と呼ばれています。
そう、日本で一番有名なあの怪獣の顔に見えるから。
なかなかとんちが効いてる