幸せの深呼吸

幸せは自分の中にある。
幸せは自分が決める。

AIDSとQueenに対する当時の空気

2018-11-25 | 徒然なるままに

ツイートから

Togetter読んで涙がにじむことって滅多にない。AIDSとQueenに対する当時の空気を、冷静かつ正確に記述した一連のツイート。ボヘミアン・ラプソディーを見た人には読んでもらいたいマトメ。無知と偏見からくる恐怖は多くの宝物を壊すばかりか、事実から人々を遠ざけてしまう。

https://togetter.com/li/1290366

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朗報! オゾン層は2060年までに完全に治癒するんだって

2018-11-25 | 世界

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181124-00010008-giz-sci 略


FutureTimeline.netが、世界気象機関による最新のオゾン層破壊に関する科学的評価を紹介しました。これには国際連合環境計画、アメリカ合衆国商務省、NASA、欧州委員会も名を連ねており、絶対的な信用度があります。

その内容によりますと、1989年に施行されたモントリオール議定書の措置により、オゾン層破壊物質の長期的減少が成層圏にある高濃度オゾン帯の継続的な回復につながったことを確認しているとのこと。

2000年以降、オゾン層は10年毎に3%ずつ回復しており、北半球および中位層オゾンは2030年までに完全治癒。そこから2050年代には南半球、2060年には極地へと続き、再び地球を丸く覆うことになるのだそうです。

以前は完全回復が2075年という計算でしたが、思ったより回復が速いので繰り上がったという経緯もあるそうな。すばらしいですね。

そもそもオゾン層とは

成層圏下部にあるオゾン層は、地球の約20~30km上空にあります。太陽の中周波紫外光(波長200nm~315nm)の97~99%を吸収し、有害な紫外線から地球の生命を守るバリアーの役目をしている大事なものなのです。

1976年にオゾン層が破壊されていることが発見され、オゾンホールから注ぐ紫外線が人間の皮膚がんを増加させる懸念が高まり、モントリオール議定書でフロン規制が開始されたのでした。

それ以降、フロンガスの代わりに、ハイドロフルオロカーボン(HFC)が多くの機器の冷媒として普及するようになりました。しかしTRANEによりますと、HFCはオゾン層破壊物質ではないとはいえ、二酸化炭素の100倍か 1万倍以上の大きな温室効果があることが危惧されているといいます。略

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13歳の少年がAIを利用した膵臓癌の治療法を開発する

2018-11-25 | 医療、健康

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181124-00010003-giz-sci

発見してから5年生きた罹患者は9%で、10年生きた生存率はたったの1%! しかもこれが40年間ずっと横ばいの数字というのもまた驚きです。

それを知って研究を始めた、プログラム好きの13歳のリシャブ・ジェイン君。彼はなんとAIを駆使して、新しい治療法を開発してしまいました。

オレゴン州ポートランドに住む彼は、3Mが主催した「ヤング・サイエンティスト・チャレンジ」で見事優勝を果たし。注目を浴びる存在となりました。その賞金はおよそ280万円。

発明品はどんなもの?

彼が作ったのは人工知能をベースにした「PCDLSネット」というもので、膵臓の位置を見つけ、放射線療法の過程を追跡する機能を持ったツールです。

膵臓は肺などさまざまな臓器に埋もれ、見つけにくく医療器具が届きにくい位置にあります。そこで活躍するのが「PCDLSネット」。これがCTスキャンやMRIで撮った断面図から、AIにより膵臓の位置を特定します。

より正確に位置がわかれば、放射線を当てる位置を通常より3mm近く寄せることができ、そのぶん何百万とある健康な細胞まで放射線で殺さずに済みます。

将来の夢

今後は5カ年計画で「PCDLSネット」の知名度と患者の生存率、そしてツールとしての有用性を高めつつ、アメリカ食品医薬品局と治験審査委員会の承認も得たいと話しています。将来は医用生体工学医師と外科医になりたいという夢も語ってくれました。

日本でいったら中学生のリシャブ君。すでにプログラミングとAIも使いこなし、医療に役立つツールを作ってしまうだなんて時代の寵児にもほどがありますね。

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韓国教科書の「酷使される朝鮮人」写真、実は被写体は日本人

2018-11-25 | 日本問題

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181124-00000008-pseven-kr

そうしたグループが何の違和感も抱かれず「大人気アーティスト」として持て囃されてしまうのはなぜなのか。そこには韓国メディアの「フェイク体質」がある。ノルマンディー上陸作戦の写真に竹島と旭日旗を合成して公共放送が番組で放送する、韓国映画の制作陣が演出のために福岡で刻んだ文字を強制労働の悲劇の象徴として事実を否定されても韓国メディアが本物として扱い続けるなど、韓国で作られる数々の「歴史のフェイクニュース」が存在することの影響が大きい。さらに教科書にもフェイクが用いられるという“土壌”があった。

 韓国で採用されている中学・高校の歴史教科書にも史実と相容れない記述が多く見られるという。明星大学・戦後教育史研究センターの勝岡寛次氏の話。

「韓国では小学生から国語や道徳の教科書でも“独島はわが領土”と教えています。2000年代以降、中学の歴史教科書には〈独島は鬱陵島に付属する島で、早くからわが国の領土として連綿と伝えられてきた〉と書かれている。しかし、朝鮮の文献に初めて『独島』の地名が現われたのは1906年。それまで朝鮮の人々は同島の存在すら知りませんでした」

 現在も使われている高校の歴史教科書には、史実と異なる説明がされた写真が登場する。韓国人ジャーナリストの崔碩栄(チェソギョン)氏が解説する。

「『酷使される朝鮮人』の写真はテレビなどでもたびたび紹介された有名な写真です。しかし昨年、映っているのは朝鮮人でなく、大正時代に北海道・旭川の道路建設現場で働く日本人労働者であったと産経新聞が報じました。存命である撮影者にインタビューするなどして真相を突き止めたのですが、産経の報道に対し、韓国内では一部の新聞が写真の間違いに言及したものの、その記事の内容は『日本の極右新聞がミスに乗じて攻撃』といったものでした」

 崔氏が知る限り、こうした写真について、韓国側が誤りを認めた上で、謝罪を口にしたことはないという。産経新聞ソウル駐在客員論説委員の黒田勝弘氏はこう話す。

「問題の根っこにあるのが、韓国の“日本が贖いきれないほどの加害行為を受けた被害者”という不変のメンタリティです。だから日本に対しては、“フェイク”を用いるなど、国際的な常識を逸脱したやり方も許されると考える共通理解のようなものがある。結果、日本に対しては謝罪を求め続ける一方で、“自ら謝ることはない”という独特の文化の二重構造が存在するのです」

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膀胱から溢れ出る尿失禁 腎不全発症するリスクが高まる

2018-11-25 | 医療、健康

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181124-00000020-pseven-life

「くしゃみや咳、重い荷物を持つなど、お腹に力が入ったときに漏れ出てしまう『腹圧性尿失禁』や、尿を出し終えた後に漏れてしまう『排尿後尿滴下』などは、尿道に残った尿が漏れるタイプで、重大な疾患にはつながりません。

 それに対し、膀胱自体に尿が溜まって溢れ出てしまう『溢流性(いつりゅうせい)尿失禁』があります。膀胱に収まりきらない尿が腎臓の方向へ逆流すると、腎臓に負担がかかって腎不全を発症するリスクが高まります。

 これらは、見分けがつきにくいのですが、“痛みがないままダラダラ漏れる”“普段から尿が勢いよく出にくい”といった場合は、『溢流性尿失禁』を疑ったほうがいい。心当たりがあれば、泌尿器科を受診して検査をしましょう」

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北海道では

2018-11-25 | 徒然なるままに

ツイートから

北大に入った時に言われた注意事項・帰省する時は水道管の水抜きをしろ(凍結して破裂する) ・雪に飛び込むな(中に自転車とかが埋まってる) ・キツネ触るな(エキノコックス持ってる) ・牧草ロールに乗るな(汚したら餌にならない) ・牧場の柵に触るな(電気流れてる) どれも内地の人はやらかしがちだそう

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紀平、逆転VでGPファイナル初進出!三原2位&真凜6位 メドベ4位/フィギュア

2018-11-25 | 徒然なるままに

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181125-00000507-sanspo-spo

 フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ第6戦フランス杯最終日(24日、グルノーブル)女子フリーで、ショートプログラム(SP)2位の紀平梨花(16)=関大KFSC=は合計205・92点で逆転優勝し、シリーズ上位6人によるGPファイナル(12月6~8日、バンクーバー)初進出を決めた。首位の三原舞依(19)=シスメックス=は202・81点で2位、4位の本田真凜(17)=JAL=は188・61点で6位だった。3位のエフゲニア・メドベージェワ(19)=ロシア=は192・81点で4位だった。

 紀平は第4戦NHK杯でSP5位からフリーで挽回し、日本勢初のGP初出場優勝を飾った。今大会もSPでは大技トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)が無得点となりながら優勝争いに残ったことも、地力の高さを物語る。上位3人が小差でひしめく大混戦で、冒頭の3回転半は回転不足を取られたが、その後は堅実な滑りを披露し、NHK杯に続く逆転劇を演出した。

 強豪相手にSPで首位発進できたのは成長の証し。昨季平昌五輪代表争いに敗れた悔しさが、三原を一回り大きくした。体幹強化や滑りの向上を図って迎えたシーズン。いずれも初となるGP制覇とファイナル進出を目指しフリーに臨んだ。

 浅田真央を指導したこともあるアルトゥニアン・コーチとは、2年計画でジャンプや肉体を改造中。SPでは自己ベストを塗り替える納得の滑りにつなげた。シニア転向後、足踏みが続いていた元世界ジュニア女王の真凜に復調の兆しが見えてきた。

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リンチ?動画、ネット上に拡散 神戸の土木業界団体 兵庫県警に複数通報、事実確認中

2018-11-25 | 徒然なるままに

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181122-00000000-kobenext-l28

数人で男性の両手を縛ってつるし、鉄パイプで何度も殴打する動画がインターネット上に拡散し、兵庫県警に「リンチではないか」「ひどすぎる」といった複数の通報が寄せられていることが、警察関係者への取材で分かった。神戸市内にある土木関連の業界団体が、所属企業の職場であった行為と認め、県警は集団暴行事件の可能性もあるとみて事実確認を進めている。

 動画は今年10月、業界団体内での出来事を告発するようなタイトルで2本が動画投稿サイト「YouTube(ユーチューブ)」に投稿された。

 一つは黒いシャツに作業ズボンの男性がロープのようなもので両手を縛られ、つるされた状態で暴行される内容。男性は複数人に囲まれる中、別の男性に鉄パイプで尻や背中を何度も殴られ、悲鳴をあげると、周囲が笑う様子が3分超にわたり写されていた。

 もう一つは、白いシャツに作業ズボンの男性が何者かに顔を殴られ、目のあたりを押さえる瞬間の数秒が撮られていた。

 警察関係者によると、動画は投稿後しばらくして削除されたが、11月に入って第三者が会員制交流サイト(SNS)などに取り上げ、拡散が始まった。通報は大半が匿名の電話という。

 業界団体は11月13日付で、団体のホームページ(HP)に「お詫び」と題したコメントを掲載。今年4月に上司が従業員にした行為と認めた上で「事情聴取や指導・注意等を行い、加害者・被害者間で円満に示談済みであり、双方とも現在も当該社で働いています」とした。

 この団体は取材に「HPに記した以上のことは答えられない。(暴行に至った)経緯は分からない」とした。

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下水処理場の汚泥が琵琶湖に流出か

2018-11-25 | 徒然なるままに

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181125-00025429-mbsnewsv-l25

 24日未明、滋賀県草津市の下水処理場で、処理の際に出る汚泥が漏れ出し、一部は琵琶湖にも流出したということです。

 汚泥が流出したのは草津市にある下水処理場「湖南中部浄化センター」です。県の下水道課によりますと24日午前6時ごろ、下水処理の際に出る汚泥が貯蔵槽から施設内に流れ出ているのを定期点検をしていた職員が発見したということです。

 職員らが汚泥を送るポンプを停止しましたが、配管の接続部分が外れていて貯蔵槽にあった汚泥最大で283立方メートルが流れだし、その一部が水路を通って琵琶湖に流出したということです。これによる飲料水への影響はないとしています

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インド南部でバスが運河に転落、28人が水死 大半が子ども

2018-11-25 | 世界

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181124-00000031-jij_afp-int

インド南部で24日、運河にバスが転落し、少なくとも28人が死亡した。大半が子どもだという。警察が発表した。

 事故が起きたのは、カルナタカ(Karnataka)州マンドヤ(Mandya)県。私営バスが道路を外れて運河に転落し、警察は28人の遺体を収容した。

 現場の警察官はAFPに対し、犠牲者の多くは帰宅中の生徒だったと説明。別の警察幹部も電話取材に応じ、28人の死者の多くは子どもであることを明らかにした。

 警察は正確な乗客数や事故原因については明らかにしていないが、運転手によるスピードの出し過ぎが原因とみられるという。

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賛否両論の『ボヘミアン・ラプソディ』5回見てわかった「ラスト21分」4つのウソ

2018-11-25 | Music
全曲撮影しているから、あと2曲、また公開されるといいですね。
そういうことかと、撮り手の思索も分かりました。
 
「ラスト21分」実際の時間は……

 映画で描かれるライヴ・エイドのシーンは、じっさいには13分30秒しかない。確かに、ライヴ・エイドの演奏開始からエンディングで流れる2曲までを含めれば20分弱にはなるが、現実にクイーンの行ったステージ上のパフォーマンスが20分弱である以上、それを「完璧に再現」したと言うからには、劇中の対応するシーンの長さを揃えるのが筋だろう。

 ただし、筆者はこの嘘を批判したいわけではない。むしろ肯定的に評価したいのだ。7分以上も鯖を読んでいながら、そのことを指摘するレヴューがほとんど見当たらないのは、映画が成功している何よりの証である(もっとも、劇場にストップウォッチを持ち込んで時間を計りだすのはへそ曲がりな批評家くらいのものだろうが)。ほとんどの観客は、13分30秒の映像を21分のライヴ・パフォーマンスの再現として違和感なく受け入れている。つまり、21分というのは、物理的時間としては嘘でも、観客の生理的時間としては正しいのである。

 それでは、なぜこのような錯覚を与えることが可能になるのだろうか。その鍵を握るのが、再現シーンがついている2つ目の「嘘」である。

再現シーンに費やされているショットは実際の3倍

『ボヘミアン・ラプソディ』の再現シーンと、じっさいに行われたライヴ・エイドの記録映像の二つ目の違いは、そこで費やされているショットの数である。記録映像(YouTubeでも視聴できる)が21分を175のショットで構成しているのに対して、再現シーンは13分30秒を約360のショットに割っている。使われているショット数に倍以上の違いがあるのだ。しかも、時間としては映画のライヴ・シーンの方が短い。そこで、両者を同じ条件で比較するために、ショットの平均持続時間(ASL=Average Shot Length)を求めてみることにしよう。

 すると、記録映像のASLが7.2秒であるのに対して、再現シーンのASLは2.3秒であることがわかる。ひとつひとつのショットにかけられている時間には平均して3倍以上の開きがあることになる。映画の再現シーンは、“スーパーソニック”な編集をクイーンの音楽と結びつけることで映画のグルーヴを増幅させ、観客に時間的な短さを感じさせないようにしていたのである。

 もちろん、単に短いショットを畳み掛ければ即座に観客に高揚感をもたらすことができるわけではない。それほど単純な話なら、あらゆる映画のASLはもっと短くなっているはずだ。ライヴ・エイドの再現シーンがすぐれているのは、そこに組み入れるショットの選択が絶妙だからである。このシーンには、じっさいのライヴでは撮影できないようなショットが大量に紛れ込んでいる。

記録映像にはなかったスタジアムの「外」の様子

 それはどのような種類のショットだろうか。もっとも象徴的なのは、会場となったウェンブリー・スタジアムの「外」にいる人々を写したショットである。ショット数で言うと、これが25ほどにのぼる。ライヴの「完璧な再現」を謳うからには、スタジアムの内部(ステージおよび観客席)の映像のみで完結させるのが本来だろう(じっさい、記録映像はすべてスタジアム内のショットで構成されている)。だが、映画はライヴと直接には関係しないはずの映像を取り入れることによって、ライヴの「完璧な再現」を目指しているのだ。

 スタジアムの外の映像としてどのようなものが映し出されているか、その内容を具体的に見ていこう。まず、バーのテレビでライヴを見ている人々を写した一群のショットがある。バーの人々のショットは、スタジアムの観客のショットに織り交ぜられて編集されている。たとえば、「レディオ・ガガ」の演奏場面では、フレディのパフォーマンスに対してスタジアムの観客たちが両手を挙げて応えるが、同様の反応を示すバーの人々のショットがここに挿入されているのである。

劇中のバーの人々は我々観客を"教育"している

 スタジアムの観客とバーの人々の反応が同じなのであれば、ことさらバーの人々を写す必要はなかったのではないか、と思うかもしれない。しかし、筆者の考えでは、バーの人々を写したショットはこのシーンに絶対に必要なものである。なぜなら、テレビの画面越しにクイーンのパフォーマンスを見ている劇中のバーの人々は、映画のスクリーン越しに同じパフォーマンスに見入っている我々観客の立場そのものだからである。スタジアムで生の演奏を見ている観客と、その様子を見ている映画観客との間にはスクリーンという絶対的な境界線が引かれている。劇中でライヴをテレビ視聴する人々には、スタジアムと映画館を媒介し、映画観客にこの境界を乗り越えさせるための蝶番としての役割が託されているのである。

 あるいは、こう言ってよければ、映画の観客は、スクリーンに映し出される自らの似姿を通して、ライヴのパフォーマンスにどのような反応を示せばいいのかを教育されているのだ。我々は、劇中の観客と同様に、熱狂をもって応えればいいのである。各地で好評を博している本作の「応援上映」は、映画による教育が見事に奏功している証左である。

「ウィ・ウィル・ロック・ユー」削除 3つ目の「ウソ」の意味

「観客」の問題をもう少し見ていこう。クイーンが「観客との交流」を重視していたことは映画内でも繰り返し強調されている。ライヴ・エイドの再現シーンでは、その「観客」の範囲を映画の観客にまで拡張しようと試みているのである。じっさいのライヴ・エイドで演奏された「ウィ・ウィル・ロック・ユー」を再現シーンから削除するという劇中の「嘘」は、実はこの読みを裏付けてくれる。

「ウィ・ウィル・ロック・ユー」の誕生を描いた本編映像 
 2度の足踏みと手拍子によって観客のライヴへの参加を可能にした「ウィ・ウィル・ロック・ユー」のパフォーマンスは、劇中でも作曲過程からライヴの成功までを詳しく描き出している。だからこそ、ライヴ・エイドのシーンからはこの曲が削除されたのである(もう一度繰り返すのは蛇足になってしまう)。もちろん、映画の尺の問題はあるだろうが、そこで真っ先に切られたのが「ウィ・ウィル・ロック・ユー」であったことは必然と言っていい。

「ウィ・ウィル・ロック・ユー」を埋めたオリジナルシーン

 なぜなら、映画は「ウィ・ウィル・ロック・ユー」を消去する代わりに、フレディの発声による「エーオー」のコール&レスポンスによって「観客との交流」というテーマを十分に展開しているからである。もちろん、このパフォーマンス自体はじっさいのライヴ・エイドでも行われているが、映画はこのパフォーマンスを劇中のほかのシーンと連関させているのである。劇中で「ウィ・ウィル・ロック・ユー」をライヴ演奏した際、フレディは最後にこのコール&レスポンスのパフォーマンスを短く2度だけ行なっている。

 この「エーオー」は、フレディがエイズの診断を下された際、廊下ですれ違った別の患者(おそらくはフレディのファン)の呼びかけに応えるという形で変奏されてあらわれる(これは映画オリジナルのシーンである)。最後のライヴ・エイドのシーンでフレディが見せる圧巻の「エーオー」は、直前に置かれたこのささやかなコール&レスポンスを大掛かりに反復したものなのである。エイズの告知シーンでファンからの呼びかけに小さく応えたフレディが、今度はファンに向けて全身全霊のパフォーマンスで呼びかける側にまわっているのだ。

"民主主義的な"ショット配分 4つ目の「ウソ」の意味

 映画が「観客との交流」と並んで重要視しているのが「家族の物語」である。全篇の集大成とも言うべきライヴ・エイドのシーンでこのテーマを打ち出すために、映画は4つ目の「嘘」をついている。それはまず「バンドは家族」であることを映像的に示すところから始められる。このシーンは、ウェンブリー・スタジアム全体を見下ろすカメラが、超満員の観客の上を舐めるように滑っていき、ステージ上でピアノを奏でるフレディの顔のクロースアップを捉えるまでをひと続きに収めた華麗なショットによって幕を開ける。

 フレディのクロースアップに続いて映し出されるのは、クイーンのメンバーであるジョン・ディーコン(ジョー・マッゼロ)、ロジャー・テイラー(ベン・ハーディ)、ブライアン・メイ(グウィリム・リー)をそれぞれ単独で捉えたショットである。このあと、再びフレディのショットに戻って、今度はブライアン、ロジャー、(間にもう1度フレディを挟んで)ジョンの順に再びメンバーのショットが続く。このきわめて「民主主義的」なショット配分は映画独自のものであり(記録映像のカメラはもっぱらフレディを追い続けている)、バンド=家族の対等な関係性を示唆している。

 映画のカメラはバンドのメンバー以外にも向けられる。ライヴ・エイドのシーンには、ステージ脇からパフォーマンスを見守るフレディの元恋人メアリー・オースティン(ルーシー・ボイントン)と“友人”のジム・ハットン(アーロン・マカスカー)、マネージャーの“マイアミ”・ビーチ(トム・ホランダー)を捉えたショットが複数回にわたって挿入されている。彼らも広い意味でフレディの家族と言うべき存在であり、このシーンは彼/彼女たちをきちんと物語化して提示している。

なぜクイーン演奏中に寄付が集まったように見せたのか?

 もちろん、映画はフレディと実の家族とのつながりを強調することも忘れない。このシーンには、自宅のテレビでライヴの様子を見ているフレディの家族のショットも挿入されている。とりわけ母親の存在は重要である。ライヴの直前にジム・ハットンとともに実家を訪れたフレディは、その帰り際に「ステージからママに投げキスを送る」と約束しており、映画ではじっさいにそれが果たされている。ライヴの最後の曲である「伝説のチャンピオン」を歌い終えたフレディは、観客席=カメラに向かって投げキスを飛ばす。すると、画面はそれを受けとめる母親のショットに切り返されるのである。母親はその場にはいないので、これは映像のうえでだけ成り立つ偽の切り返しである。このショット編集の妙によって、映画の観客にはフレディと母親の「交流」が成就したことが理解されることになる。

 また、ライヴ・エイドが目標としていた100万ポンドの寄付が集まったのがクイーンの「ハマー・トゥ・フォール」演奏中であったかのように描かれている点も、ひそかに家族のテーマと通じている。このチャリティ・コンサートが掲げる「アフリカ救済」という大義は、やはり直前のシーンでフレディと父親の会話を通して強調されていた。フレディは、父親が息子に望んでいた「善き思い、善き言葉、善き行い」を見事に実践することで、その期待に応えてみせたのである。(※)

『ボヘミアン・ラプソディ』は再現ではなく、映画的勝利

 ここまで見てきたように、ライヴ・エイドのシーンは、「完璧な再現」などではまったくない。このシーンには映画的な潤色がふんだんに施されており、劇中で展開されたテーマや伏線を回収する場として効果的に機能している。これによって、観客は物語世界への没入を強力に促され、満足感を得ることができる(同時にクイーンのコアなファンや批評家たちはこの物語に乗り切れなかったと考えられる)。だからこそ、このラスト・シーンは多くの観客に「完璧な再現」という虚構を信じ込ませることができたのである。これを見事な映画的“勝利”と言わずして何と言おうか。

脚注

(※)フレディが飼っている猫たちもまた家族の一員として登場している。映画は、自宅のテレビ画面を通してライヴ・エイドの様子を見守る猫たちの姿さえ映し出しているのである(劇中で随所に顔を覗かせるこの猫たちに魅了された観客は少なくないだろう)。

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映画「ボヘミアン・ラプソディ」のフレディ役俳優が相手役と私生活でも恋人に

2018-11-25 | Music

一昨日でしたっけ、インタビューとかやっていて、メアリーさんも出ていましたね。やさしい美しい人でした。

何と微笑ましい。映画の二人が。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181124-00000028-tospoweb-ent&pos=2

 日本でも安定した人気を誇る伝説のロックバンド、クイーンを描いた伝記映画「ボヘミアン・ラプソディ」。主役のフレディ・マーキュリーを熱演した米俳優ラミ・マレック(37)には、米アカデミー賞主演男優賞候補の呼び声が高まるなか、さっそく熱愛の噂がささやかれている。その相手とは――。

 英紙デーリー・メールは今週、高級ブランド店が立ち並ぶハリウッドのロデオ・ドライブで、ラミが英女優ルーシー・ボイントン(24)の肩に手をまわして仲良く歩く姿をキャッチした。

 この女優、まだなじみの薄い名前だが、実は「ボヘミアン・ラプソディ」でフレディが“人生最愛の人”と呼んだメアリー・オースティン役に抜てきされたロンドン出身の元子役なのだ。

 欧米の芸能メディアは「2人はこの作品で知り合い、まるで映画のように私生活でも恋人同士になった」と報じている。
 クランクアップした後も主演男優とその恋人役という立場から、2人は映画のPRで英米をはじめ、多くの国を一緒に巡ったことで、一層関係が深まったようだと各メディアは報じている。

 映画の中でも重要な役であるメアリーは今年67歳になる実在の人物で、フレディが1970年代に婚約者として同棲した女性。その後、フレディがゲイであることを告白した後も互いに人として愛し合い、91年にフレディが亡くなるまでずっと精神的支柱になった。そんなメアリーにフレディは遺言により莫大な財産のほとんどを残している。

 そのフレディの27回目となる命日が24日で、映画が上映中ということもあり、同日は世界各地の劇場などでフレディをしのぶイベントが予定されている。日本でもニコニコ生放送がミュージックビデオや過去のライブ映像を24時間放送する。

「ボヘミアン・ラプソディ」は先週末現在、国内動員ランキングで公開2週目も連続1位を維持。累計興行収益13億2000万円を達成。世界市場ではすでに3億ドル(約340億円)を超え、音楽アーティストの伝記映画としては、現時点でヒップホップグループN.W.A.を描いた「ストレイト・アウタ・コンプトン」(2015年)に続く歴代2位となっている。

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