クリスマスの朝、サンタさんからのプレゼントに喜びの声があがるはずなのに…
今朝、リリ(7歳)の泣き声が家中に響き渡った。
先に起きたルル(5歳)とララ(9歳)が、クリスマスツリーの下に置かれたプレゼントをすべて開けてしまったのだ。
寝坊したリリを起こしたのは私。
「サンタさんから、プレゼント来てるんじゃない?
リリ、見に行かなくちゃ!起きて!」の声で飛び起きたリリ。
一緒に居間に向かった。
ルルとララはそれぞれのプレゼントで早速、遊び始めている。
ツリーの下に何も残っておらず、ルルとララの周囲に包装紙が開封されたまま
放置されたプレゼントがあるのを見て、リリは何が起こったのかを悟ったようだ。
「リリのもあるんじゃない?どれかな?」と声をかけた私に
「・・・ぜんぶ、あいてる!
じぶんで あけたかったのに!!」と大声で泣き出したリリ。
リリに泣かれて、ララとルルは自分たちがしたことの重大性に気づいたようだ。
それでも「だって、どれが誰のだか、わからなかったのに」と言いわけをする。
すかさず私のお説教。
「わからなかったら、リリを起こして一緒に開けたらいいじゃない。
自分のプレゼントをヒトに開けられたら、どんな気持ちがする?
ララとルルのプレゼント、あんたたちが起きる前にお母さんが開けたら、
ララとルルは嬉しい?」
もちろん2人は首を横にふる。
亭主も「ひどい!!ヒトのプレゼントまで開けたのか!」と非難した。
泣き続けるリリに、ララとルルは本気で真剣に何度も「リリ、ごめんね」と謝っていたが、もうとりかえしはつかない。
亭主が「全部、片付けろ!もとのように包んでツリーの下に戻せ!」と号令。
ララとルルが片付けて、そこで朝食となった。
リリは朝食のときもずっとグズグズとべそをかいていた。
「クリスマスは、いちねんに、いっかい しか ないんだよ…」
「らいねんの クリスマスは とおいよ…」
そうだね、そうだね。
サンタからのプレゼントを開封する楽しみを、来年までおあずけになってしまったリリ。かわいそうに。
ララが食事を終えて立ったので、リリから離れた所に呼んで、小声で事情を聞いた。
「どれが誰のかわからなかったから、開けてみればいい、って思ったの?」
「うん。」
「リリを起こすことは、思いつかなかった?」
「うん。」
はぁ。まぁ、やりそうなことだよなー。
でも、これって、やった方にとってはたいしたことじゃなくても、やられた方にとってはすっごい、悲しいよなー。
誰かに影響があることをする時は、相手のことを、ちょっと、考える。
相手の立場になって、ちょっと考える。
そんな話をララにはしたが、根本的にそそっかしいララ、今後もこういうことがあるかなー。
今日は終業式だった。
子供たちがクリスマスプレゼントを堪能できたのは、夜のことである。
リリもさすがに機嫌を直して、プレゼントの本を一心に読んでいた。
今朝、リリ(7歳)の泣き声が家中に響き渡った。
先に起きたルル(5歳)とララ(9歳)が、クリスマスツリーの下に置かれたプレゼントをすべて開けてしまったのだ。
寝坊したリリを起こしたのは私。
「サンタさんから、プレゼント来てるんじゃない?
リリ、見に行かなくちゃ!起きて!」の声で飛び起きたリリ。
一緒に居間に向かった。
ルルとララはそれぞれのプレゼントで早速、遊び始めている。
ツリーの下に何も残っておらず、ルルとララの周囲に包装紙が開封されたまま
放置されたプレゼントがあるのを見て、リリは何が起こったのかを悟ったようだ。
「リリのもあるんじゃない?どれかな?」と声をかけた私に
「・・・ぜんぶ、あいてる!
じぶんで あけたかったのに!!」と大声で泣き出したリリ。
リリに泣かれて、ララとルルは自分たちがしたことの重大性に気づいたようだ。
それでも「だって、どれが誰のだか、わからなかったのに」と言いわけをする。
すかさず私のお説教。
「わからなかったら、リリを起こして一緒に開けたらいいじゃない。
自分のプレゼントをヒトに開けられたら、どんな気持ちがする?
ララとルルのプレゼント、あんたたちが起きる前にお母さんが開けたら、
ララとルルは嬉しい?」
もちろん2人は首を横にふる。
亭主も「ひどい!!ヒトのプレゼントまで開けたのか!」と非難した。
泣き続けるリリに、ララとルルは本気で真剣に何度も「リリ、ごめんね」と謝っていたが、もうとりかえしはつかない。
亭主が「全部、片付けろ!もとのように包んでツリーの下に戻せ!」と号令。
ララとルルが片付けて、そこで朝食となった。
リリは朝食のときもずっとグズグズとべそをかいていた。
「クリスマスは、いちねんに、いっかい しか ないんだよ…」
「らいねんの クリスマスは とおいよ…」
そうだね、そうだね。
サンタからのプレゼントを開封する楽しみを、来年までおあずけになってしまったリリ。かわいそうに。
ララが食事を終えて立ったので、リリから離れた所に呼んで、小声で事情を聞いた。
「どれが誰のかわからなかったから、開けてみればいい、って思ったの?」
「うん。」
「リリを起こすことは、思いつかなかった?」
「うん。」
はぁ。まぁ、やりそうなことだよなー。
でも、これって、やった方にとってはたいしたことじゃなくても、やられた方にとってはすっごい、悲しいよなー。
誰かに影響があることをする時は、相手のことを、ちょっと、考える。
相手の立場になって、ちょっと考える。
そんな話をララにはしたが、根本的にそそっかしいララ、今後もこういうことがあるかなー。
今日は終業式だった。
子供たちがクリスマスプレゼントを堪能できたのは、夜のことである。
リリもさすがに機嫌を直して、プレゼントの本を一心に読んでいた。