母・萩原葉子との186日
著者 ・萩原朔美
2008年・発行
発売の頃、話題になった本だったが 手にとらず
昨夜初めて読む。
萩原朔太郎の詩は教科書で学ぶ。
その萩原家の長女、葉子さんは作家になるが 84歳で亡くなる 少し前にダンスに入れこみフラメンコなど披露していたことは 雑誌等で目にしていた。
その葉子さんの一人息子の朔美氏の目に映ったあれこれが綴られている。
なんでも溜め込む母親(その当時の主婦にありがち) に苦笑しつつ
朔美さんの筆は進む。
「何を書いてもいいわ」なんて云わない方がよかったんじゃないの??!と、私は思う。葉子さんの立場での感想。
今、 前橋文學舘館長を勤めていられる。
やはり 元気なうちに
一切合財処分することが大切だなあ~~~~と感じた。
森茉莉さんが汚部屋に住んでいたことは多くの方が筆にしているが朔美さんによると 葉子さんも森茉莉さんに負けず劣らず~~~~と。
この本の主旨はそんなことではないのだが
私はその部分に強く惹かれた。(ご免なさい)