ドッグフード原材料シリーズ、今回取り上げるテラプラもドイツ産です。
Amazonで扱っていないので、使える画像がありません。
パッケージなど画像をご覧になりたい方は上のブランド名が公式サイトへのリンクになっています。
「代わりにあたしのお顔をどうぞ」😅
では原材料を見てまいりましょう。ビーフとチキンがあるのですが、ビーフを取り上げました。
有機牛肉40%(牛肉、心臓、レバー、肺)、有機キビ、有機りんご、有機にんじん
有機スギナ(薬効ハーブ)、有機ネトル(薬効ハーブ)、カルシウム
以上です。
え!?これだけ?って思いますよね。私も思いました。
ヨーロッパのフードは原材料とビタミンミネラル類が別表記のものも多いので
そうなのかな?と思ったのですが、どうやらビタミンなどは添加してない様子。
とりあえず原材料を順番に。
有機牛肉(牛肉、心臓、レバー、肺)が全体の40%としっかり含まれています。
この製品はドイツの厳しいBIO(オーガニック)基準を満たしているので、成長ホルモンや抗生物質はもちろん
牛の飼料も無農薬有機栽培で育てられた安心なものです。
心臓、レバー、肺など内臓肉も使われているのでビタミンやミネラル類も摂取できます。
ただ40%と言っても、原材料の時点で生ということは水分をかなり多く含みます。
製品になって水分が飛んだ状態では、2番目の材料の割合がかなり高いのではないかと思います。
有機キビ これも無農薬有機栽培です。キビは桃太郎のキビ団子の材料ですね。
炭水化物の他にタンパク質やビタミンミネラル類を多く含みます。
雑穀の一種ですが、原材料の時点では乾いた水分の少ない状態だと思うので、
製品になった後では、原材料時よりも割合が増えているかもしれません。
有機りんご 有機にんじん 無農薬有機栽培のりんごとにんじん
ビタミンCやβカロチン、食物繊維が摂取できるかと思います。
公式サイトではりんごやにんじんを使っているからビタミンやミネラルが取れるとありますが
犬の体に理想的なビタミンやミネラルはむしろ内臓肉から摂取できるはず😐
有機スギナ スギナは英語ではホーステイルとも言います。
馴染みのあるのは、まだ胞子体であるツクシですね。
スギナは利尿作用や収れん作用のあるハーブです。またケイ素を多く含みます。
ケイ素は骨、軟骨、皮膚など体の組織を形成するのに必要なものなので怪我をした時などに有効です。
ただし心臓や血圧に問題がある場合には使えません。
フードに入っている量がどのくらい効力があるかは分からないですが、なぜ毎日食べるものに
このハーブを入れたんだろう?という疑問は感じます。
有機ネトル ネトルは天然のマルチビタミンとも呼ばれるほど栄養豊富なハーブです。
こちらはスギナと対照的に薬効も穏やかで毎日使うのに適しています。
カルシウム 添加されている栄養素はカルシウムだけのようです。
カルシウムの種類が書かれていないのは残念な点です。(卵殻カルシウムとか乳酸カルシウムとか)
「それで、全体にどんなフードなんですか?」
多分良いフードなのだろうと思います。原材料の質については安心できそうですし。
製法も低温乾燥方式なのでアミノ酸やビタミン類の損失も少ないと思われます。
ただね、EU加盟国のペットフードの管理をするFEDIAFの栄養基準を満たしているかどうか記載が見つからないんですよ。
一般的なフードには添加されているビタミンやミネラル類の添加が無いので、その点が不安です。
750gで3,120円と高価なフードですので総合栄養食として栄養成分が整っているのかどうかは気になります。
公式サイトでは製品の説明や製造者と輸入業社の製品への熱意は丁寧に書かれているので
作っている人、売っている人の顔は見える感じがします。
「もちろん保存料や添加物は使っていません!」と書かれているのですが
ローズマリーエキスやビタミンEなど天然由来の酸化防止剤は使用されている方が安心感があります。
小袋での販売がメインなので、酸化防止剤も必要ないのかもしれませんが。
それからカルシウムは添加物ですね😅
というわけで情報が少ないので、「良いフード」に「多分」が付いてしまいました。