SMILES@LA

シェルターからやってきたミックス犬のニコとデカピンのニヤ。どちらの名前もSMILEの犬姉妹の思い出を綴ります。

ズージー・ルーちゃんのお披露目

2020-03-30 23:47:50 | ごあいさつ/お知らせ
先日チラッと登場したズージーちゃん、今日はズーマちゃんママから画像が届いたので
私がお目にかかる前に一足早くお披露目。

今世間はいろいろ心配なことや悲しいことばかりだからね、可愛いお嬢さんをご紹介しますよ。

「こんにちは、私の正式な名前はズージー・ルーです。この人が私のママになってくれました」

ズージーちゃんはシェルターにいた時はスージーと呼ばれていたのですが
「うちの子らしくズージーにするわ!」ということでズージー・ルー。
ズーマちゃんよりもちょっと大きい感じですね。

「誰!?ズージー・ルーってなに?」

ズーマちゃんの妹だよ。新しく家族になった子。

ズージーちゃんは公営のシェルターから迎えた子です。
8歳の大型犬という難しい条件でなかなか引き取り手が現れず何週間も経っていたため
「このままでは殺処分になってしまう!」と、友人夫妻はその場で決めて連れて帰ってきたそうです。

そういう経緯も全部理解しているような感じの賢い子だそうです。
でも迎えてから1ヶ月ほど経つと、だんだんおもしろい面も出てきたようです。


「別におもしろいことしてるつもりはないんだけど」

ズージーちゃんは地面を掘って物を隠すのが好きだそうで、油断しているとなんでも庭に埋めてしまうらしい。
植木鉢の中から靴下が出てきたり、庭の隅っこにおもちゃが埋められてたりするんだって。
上の画像のお鼻のあたりが擦りむけているのは埋める時に鼻先を使ったから。


「あ〜埋める時の鼻の擦りむけね。あたしもやったことあるわ、美容に悪いからやめたけど」

ニコはうんと若い頃は、オヤツを公園に埋めてそのまま忘れたり、
ソファーのクッションの隙間におもちゃを隠して、何日も経ってから発見したりしていました。
ニヤはけっこうなお年頃まで埋めたり隠したりしてたなあ。
でも最近はすっかりしなくなったなあ。

ズージーちゃんの以前の境遇はわからないけど、シェルターではストレスフルだっただろうし
やっと安心できる場所に来たことが分かって、子犬みたいに遊んでみてるのかもしれないですね。

表情を見るとまだちょっと硬めだけど、きっと半年も経てば見違えるような笑顔になっているでしょう。
ズーマちゃんも保護犬だったけど、子犬の時に迎えられたから一生のほとんどが幸せだったんだよね。
ズージーちゃんもズーマちゃんみたいなほんわかしたお顔になるね、きっと。


「私ほんわかしてたの?ズージー・ルーもママとパパに可愛がってもらいなさいね」

早く会いたいなあ。コロナ退散コロナ退散!
コメント (7)
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ドッグフードの原材料を見てみよう ハッピードッグ

2020-03-28 23:50:02 | ドッグフード原材料シリーズ
ドッグフード原材料シリーズ、今回はドイツのフードHAPPY DOGです。


「ハッピードッグ...ド直球な感じの名前ねえ」

確かに。
このフードの謳い文句は先日「犬のココカラ」に書いた記事で触れたテーマと重なる部分の多いのが特徴です。
どういうことかと言いますと「犬はオオカミと違って人間のそばで穀物などを与えられて来たので
肉が多すぎるフードでは体に合わない」というものです。
全く反対のことを言うメーカーも多いし、そりゃ消費者としては悩みますよね。

でもこういうことって「犬に動物性の肉が必要な理由」「穀物が必ずしも悪いわけではない理由」を理解しておくと
目の前にいる自分の犬に合わせて自分で考えられるようになるのではないかと思います。

このメーカーでは馬肉メインのフードがありますので、その馬肉ともう1つチキンメインのフードを取り上げます。
ではまず馬肉メインで穀物不使用のフードから
 ポテト*、ホースプロテイン(17.5%)*、ポテトプロテイン*、ひまわり油、ビートファイバー*

加水分解レバー、菜種油、アップルポマス*(1.3%)、塩化ナトリウム、イースト抽出物*

ビタミン類(ビタミンA、ビタミンD3、ビタミンE、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6

ビオチン、Dパントテン酸カルシウム、ナイアシン、ビタミンB12、葉酸)

ミネラル類(鉄、銅、亜鉛、マンガン、ヨウ素酸カルシウム、亜セレン酸ナトリウム)

その他栄養素(DLメチオニン、タウリン)、天然由来トコフェロール(酸化防止剤として)
(*乾燥)

このメーカーのフード、ちょっと意外ですがほとんどの製品の一番最初の原材料は穀類またはポテトです。
原材料は多く使われているものから順番に記載されるので、一番最初に肉が来るものを、というのが
フード選びの原則としてよく言われますね。

一番最初に書かれているポテト(ジャガイモ)は乾燥して(多分)粉かフレーク状のものです。
ポテトはグルテンを含まない炭水化物源としてフードによく使われますが
犬にとってはポテトの炭水化物は全て消化吸収されるわけではないようです。
消化されなかった炭水化物は食物繊維のような働きをします。
この製品、他にも食物繊維が原材料に使われているので、この点はちょっと心に留めておきましょう。

ホースプロテイン、これまたややこしい書き方ですね😅 
調べてみたら、馬肉ミールのことでした。馬肉を加熱乾燥させて粉状に挽いたものです。
水分を含まないため、タンパク質がギュッと凝縮して含まれます。
そのため2番手の原材料でも動物性タンパク質はしっかり含まれているというのがメーカーの言葉です。

ポテトプロテイン、ポテトの炭水化物はポテトスターチとして製品になりますが
ポテトプロテインはそのスターチを取った時の副産物です。
ポテト粉に水を加え、沈殿したものが炭水化物(スターチ)、上澄みに含まれるのがプロテインです。
ポテトそのもののタンパク質はあまり多くないのですが、このように副産物を集めて利用することは
食資源の有効利用の点で望ましいことです。
犬のタンパク源としてはアルギニン、ヒスチジン、メチオニンなど必須アミノ酸のいくつかが
少ないため補助的なタンパク源として使用されます。
これも乾燥原料として含まれるので、この製品のタンパク質のうち、ポテトプロテインが2〜3割を占めるのでは?と思います。

ひまわり油はリノール酸が豊富で、オメガ6脂肪酸のソースとして使用されます。
ビタミンEも多く含まれます。

ビートファイバー、砂糖大根と呼ばれるビートから砂糖を取るため搾った後の残りです。
不溶性と水溶性両方の食物繊維源となります。

加水分解レバー、レバーに水分と消化酵素などを加えて分解したものです。
風味が強く犬がたいへん好むため、栄養成分というよりも風味付けのために使われます。

菜種油、オレイン酸、リノール酸、αリノレン酸をバランス良く含むオイルです。
でもひまわり油が使用されてるのに、どうしてもう一種類加えてるのかな?と思うけれど。
なぜだろう?

アップルポマス、これはリンゴジュースなどを搾った後の残りの部分です。
これも食物繊維源となります。
消化しきれないポテトの炭水化物、ビートパルプ、アップルポマスと食物繊維がかなり多いですね。
多分、このフードを食べるとウンチの量や回数が増えると思います。

塩化ナトリウムは塩です。犬にも塩分は必要なので、ほとんどのフードには少量の塩が含まれます。

イースト抽出物、言葉は違いますが前回の原材料シリーズでも出てきた酵母エキスと同じです。
酵母の細胞壁を取り除き細胞の中の成分だけを取り出したものです。
腸内細菌のエサとなるプレバイオティクスとして働きます。

ビタミン、ミネラル類の後にDLメチオニンとタウリンというアミノ酸が記載されています。
この製品のタンパク源はミールなので、高温調理の際にアミノ酸が消化しにくい形になったり
タウリンを合成するためのアミノ酸が損傷している可能性があります。
また多めに含まれる食物繊維がアミノ酸の吸収を妨げるおそれもあります。
そのため、こうしてアミノ酸を添加することで他の部分を補っています。

全体的にとてもシンプルなレシピのフードですね。
タンパク質が少ないかな?と思われる方は少量の肉や魚のトッピングでカバーしてください。
ハーブ類などもプラスしやすいフードです。
ただ、オメガ3脂肪酸のソースが何もないので、フィッシュオイル などで補ってください。
これはとても大切な点です。

もう1つ、チキンをメインにしたフードも。
 ↑このパッケージの写真、古いもののようで今はこういうパッケージではありません。

トウモロコシ、チキンプロテイン**、ポルトリー脂肪、米粉、ポテトプロテイン*、サーモンミール

フィッシュミール、ラムプロテイン*、ひまわり油、ビートファイバー*、アップルファイバー(0.6%)

菜種油、乾燥全卵、塩化ナトリウム、サッカロマイセス・セレビシエ*、塩化カリウム、海藻*(0.15%)

亜麻仁(0.15%)、ミルクシスル、アーティチョーク、タンポポ、ショウガ、カンバ葉、ネトル

カモミール、コリアンダー、ローズマリー、セージ、リコリス根、タイム(ハーブ:0.14%)*

緑イ貝*(0.02%)、イースト抽出物* 、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンD3、ビタミンE、ビタミンB1、
ビタミンB2、ビタミンB6、ビオチン、Dパントテン酸カルシウム、ナイアシン、ビタミンB12、コリン、葉酸)

ミネラル類(鉄、銅、亜鉛、マンガン、ヨウ素酸カルシウム、亜セレン酸ナトリウム)

天然由来トコフェロール(酸化防止剤として)(**乾燥一部加水分解)(*乾燥)

先に書いた馬肉使用のフードと対照的なレシピです。
このフードも一番最初にトウモロコシが来ているのですが、チキンプロテイン(ミール)
サーモンミール、フィッシュミール、ラムプロテイン(ミール)と複数のミールが使われているので
トータルするとトウモロコシよりは動物性タンパク質が多いのだろうと思います。

チキンプロテインの次にポルトリー(家禽)脂肪と書かれています。
本当は何の脂肪なのかを具体的に書いて欲しいところですが、ウェブサイトでは
チキンとターキーの混合脂肪であると書かれていました。

ひまわり油、菜種油と上の製品と同じオメガ6脂肪酸を多く含むオイルが使用されています。
また一番最初の原材料であるトウモロコシにもオメガ6の1つリノール酸が多く含まれます。
一方、オメガ3脂肪酸のソースとしてはサーモンミールとフィッシュミール、亜麻仁が含まれています。
しかしサーモンとフィッシュはミールに加工した際にオメガ3脂肪酸はかなり失われています。
亜麻仁のオメガ3脂肪酸は犬の体内ではうまく活用することができません。
ですからこの製品にもフィッシュオイル などをプラスすることをお勧めします。

モンタナとの大きな違いの1つはたくさんの種類のハーブが使われていることです。
ミルクシスル、リコリスなど効き目の強いものも含まれているのがちょっと気になります。
本来長期で使用するハーブではないので、多分ごく少量なのだろうとは思いますが
こまめに他のフードとローテーションすることをお勧めします。


「良いフードなんですか?」

悪くはないと思う。
EU加盟国のフードは、ミールに使われる肉も人間用の肉から切り分けた部分や内臓肉だから
アメリカのフードに使われるミールのようなグレーな部分がないし。
日本の販売代理店の公式サイトもとても丁寧に説明されていて好感が持てます。
ただ、とても運動量の多い犬や、ハスキーやマラミュートのように炭水化物の消化酵素が少ない犬には
あまり合わないかもしれないです。

コメント (2)
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買っとくと便利かも

2020-03-26 23:50:18 | 飼い主の日常
日本でも食料品の買いだめ騒動が起こっているようですね。
流通も生産もストップしていないから、極端なまとめ買いは必要ないと言われても
外出を少なくするためには、ある程度まとめて買わないと仕方ないしジレンマですよね。


「みんなたいへんなのねえ」

そうだよ、ニヤは毎日ごはんが出てくるの当たり前と思ってるけど違うんだよ。

うちの買い物はもっぱらオットの担当となってしまい、たいへん不便しております。
買い物に行く前にメモを作るのですが、お店のレイアウトを思い出して
歩いて行く順番通りに必要なもののリストを作ります。
レイアウトを思い出したついでに、店内の簡単なマップも描いて必要なものがどこにあるかメモも付けます。
ちょっとややこしいものは画像をオットのスマホに送って「これだよ」と念押し。
指示を出す側としてはかなり有能に仕事をしていると思うのですが、それでも違うものを買ってきちゃうんだな〜。

そして私に「ねえチョコレートないの?」「カップケーキとか買ってないの?」とか聞かないで欲しい。
買い物に行ってるのは君なんだから、君が買って来なければないんだよ。

って、我が家の愚痴はどうでもいいんですが。
先日、妹とスカイプしながら「非常用にフリーズドライの野菜とか買っておけば?」と話していたんですね。
普通のお店ではあまり見かけないですが、アマゾンなんかだと色々あります。

 

人と犬両方の食事に使えるので犬ごはん手作り派の人にもお勧めです。 
時々犬用のフリーズドライ野菜もあるのですが中国産が多いですね。
人用のは国産野菜が多いです。犬用で国産野菜だとなぜか人間用の3倍くらいの値段になる😅 


お米とか買いそびれちゃった方にも、こういうのもあります。
 
インスタントみそ汁やスープも何十個も入ったのが箱売りされているので
お店で売り場にあるのを買い占めるよりも気軽で罪悪感なくまとめ買いができます。
 
食べ物の通販って、お取り寄せとか贈答とか日常のごはんとはちょっと違う感じの印象がありますが
今みたいな時には、日常使いのものを多めに買うのには最適だと思います。
それにしても、医療関係の方はもちろんですが、流通関連の方々にも心から感謝です。
非常時って、社会が回ってるのは働いている人みんなのおかげなんだなあと実感しますね。


「全然ニコたちと関係ないこと言ってるね」

ホントだわね。
でも「コメもパスタもラーメンも空で買えなかった」と言ってる人が多かったからさ〜。

明日はニコたちに関係のあるドッグフードシリーズをアップします。
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日本の皆さまにお願い

2020-03-23 23:46:52 | まじめな話
先日の三連休、ツイッターなどで日本のニュースを見ていて驚きまくりました。

聖火リレーに万単位の人が集まったり、お花見に繰り出した人で公園が混み混みになったり
挙げ句の果てにK1の興行に6500人もの人が入ったり...。

ツイッターとFacebookでも書いたのですが、もし見たことがなければ
ぜひCNN.co.jpとか最新ニュース - BBCニュースなど海外のニュースサイトを見てみてください。
上記2つでなくても、お好きな海外メディアで構いません。
アジアでもヨーロッパでも北米でもオセアニアでも、コロナ対策は日本とは比べ物にならないシビアさです。
(アメリカはかなり酷い対応ですけれどね。州知事によってかなり対応に差があるし。)

リアルに知っている日本の友人や家族はもちろんですが
SNSやブログを通じて知っている皆さんのことが、会ったことはなくても心から心配です。

どうか、ちょっとくらいヒンシュクを買っても徹底した潔癖症の人になって
必要最低限以外はご自宅にこもって過ごしてください。

外出時のマスクや手袋はもちろん、ご自宅に戻ったらできればすぐにお風呂に。
そして言うまでもなく手洗い手洗い手洗い


キッズが道路にチョークで書いていました。いい子だね。

お家の内外のドアノブとか、トイレのレバーとか水道の蛇口、冷蔵庫の取っ手部分なども
除菌シートかアルコールなどでこまめに拭いてね。

お家の中にあるリモコン類、キーボードやマウス、スマホ、タブレットも除菌シートで拭いてください。

しつこいけれど、みんな人混みの中に行かないでくださいね。
って言うか、人混みができないように行政がちゃんと規制してよ!

お花見しなくても死なないけど、お花見の人混みに行くと命に関わるかもしれないんだから。
「私は元気で強いから大丈夫」と思っている人も、軽症や無症状でも他の人に感染させることもあるし
感染した人に持病があったり体が弱っていたりしたら、本当に命に関わるからね。

「海外に住んでる人は大げさ」と言う人もいるけれど、世界基準で言えば今の日本は本当に危ないから。
お花見の人出のニュースは、世界中で報道されて本当にみんな😨 😨 😱 こんな感じだから。


「おかーさんはニコのお散歩以外どこにも行かないよ」

どこにも行かずNetflixやアマゾンプライム三昧の週末ってのも良いもんですよ。
YouTubeで桜の風景を探せば自宅でお花見だってできちゃうよん。

フェイスタイムやスカイプでお友達と話しながら映画やドラマを一緒に観るも良し、
自宅にこもる=我慢だけじゃなく、いろんな楽しみを見つけながら自分や家族を守ってください。


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犬のココカラ、記事アップのお知らせ

2020-03-21 01:01:21 | ごあいさつ/お知らせ
「犬のココカラ」3月の記事がアップされましたのでおしらせします。

普段よく耳にする犬の研究とは違う視点である考古学から考える犬ごはんのお話です。

私は常々「本来オオカミが食べている食事こそが犬にとっても理想」とか
フードの原材料に穀類が入っていると十把一絡げに「望ましくない材料」とすることに疑問を感じていました。


「おかーさんってごはんに疑問とか文句とか多いよね」

それはおかーさんの「ごはん愛」が強いからだよ。

考古学の研究が明らかにしたことは、犬の食事の「常識」に一石を投じるものです。
「いろんな説が出てくるから混乱する」と捉えるのではなく
「いろんな説があるから、積極的に知ることで総合的に判断しよう」という姿勢でいたいと思います。


「ごはんはおいしくてたくさんあれば、難しいことは気にしなくていいわよ」

おかーさんもそんな風に生きたい😔 

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