前回に続いて、BBCサイエンスフォーカス誌が薦める犬の本7冊の後半です。
こちらはカナダの獣医師ブルース・フォーグル博士の著書です。
獣医学と動物行動学の面から犬のことを解説している本と言えばいいかな。
1995年に出版されたのですが、この分野の定番書籍のひとつです。
何がすごいって1995年に「犬に罰を与えてはダメ。トレーニングは報酬ベースで」と書かれているんですよ。
Amazonでは中古品しかないのが残念。日本語のKindle版もないんですよ。
でもフォーグル博士の他の著書はたくさん日本語に翻訳されています。
犬版「家庭の医学」的な本は高価ですが、持っておく価値はあります。
こちらは英語のKindle版。
次のこれはこのリストの中では異色の一冊。
イギリスのテレビタレント、ステファン・ゲイツ氏の著書です。
著者は科学者ではないですが、書かれている内容は科学的です。
何しろタイトルがDogology=犬学ですからね。
科学的と言ったすぐ後にナンですが、非常にくだらない(褒めてる)疑問を挙げて犬を読み解いています。
例えば「どうしては犬はオナラをするのに猫はしないの?」
「犬はなんでウンコする時に人の顔をじっと見てるの?」
「犬ってオオカミの可愛いバージョン?」
残念ながら日本語に翻訳されていないのですが、Kindle版の洋書が読めます。
最後は動物行動学者でドッグトレーナーでもあるザジー・トッド博士の著書。
他の6冊に比べると、犬のトレーニングについて実用的なことが書かれています。
トレーニングのテーマは犬をハッピーにすること!
獣医師や動物心理学者へのインタビューに基づいてトッド博士が分かりやすく解説。
残念ながら日本語訳が出ていないのですが、英語のKindle版が読めます。
ザジー・トッド博士は「コンパニオンアニマル・サイコロジー」というサイトを運営しています。
犬だけでなく猫や他の動物の心理学をテーマにしたサイトでオススメです。
サイトだから翻訳アプリなどでも読み易いし、写真も綺麗で楽しいです。。

「みなさん、おもしろそーな本はありましたか?」
↑のニコは2017年でーす。