これは2007年に撮った写真で、この子は公園でよく見かけていたジャーマンシェパードのサブーちゃんです。
サブーちゃんはこの時17歳(推定)で足取りはかなりヨボヨボでした。
飼い主のおじさんはサブーちゃんのことをとても可愛がっていたけれど、今にして思えば大雑把な飼い方だった😅
いつも自然と同じ時間に公園に集まる犬仲間とフードや病院の話をしたものですが
サブーちゃんの飼い主さんは「スーパーでその時安くなってるフードを買うよ」なんて調子でした。
この写真を撮った1ヶ月くらい後にサブーちゃんは虹の橋を渡って行きました。
保護犬だったから年齢は推定で、17歳というのは多少の誤差はあるかもしれないけれど、それでも十分に長寿だった。
ニコもニヤも15歳で見送った私はサブーちゃんのことを思い出して羨ましく思ったりしています。
正直に言うと、ニコもニヤもあんなに健康に心を砕いて来たのに早すぎないか?と言う思いもあります。
でも一方で、食事や生活に気を配ったから長生きするなんて単純なものではないことも承知しています。
「おかーさん、あいかわらずグジグジ言ってるのね」
まあね、ニコとニヤのことは多分一生グジグジ言いながら思い続けるよ。
これは去年の7月に「犬のココカラ」に書いた記事です。
犬のエイジング(加齢)についての研究って、この数年ですごい勢いで増えています。
でね、↑の記事の中にも登場しているハンガリーのエトベシュ・ロラーンド大学がエイジング研究の予備研究として小規模な調査結果を報告しているんですよ。
22歳と27歳という飛び抜けて長寿の2頭の犬のDNAを完全配列決定して解析したら、一般的には見られない遺伝子変異が見つかったというもの。
もう一つ犬のココカラの記事に登場するアメリカのワシントン大学のドッグエイジングプロジェクト。
このプロジェクトに登録している3万頭以上の犬の中から目立って長寿な犬のDNA解析をする予定なんだそうです。
ワシントン大学の方はまだ調査が終わっていないけれど、人間にも長寿遺伝子と呼ばれるものがあるし犬にあっても不思議じゃない。
平均的な(または中央値の)生存年数を大きく超えて生きる犬は、遺伝子が果たしている役割が大きいんですよ。
「むずかしいこと言ってないで寝た方がいいよ〜」
長寿の遺伝子という言葉を聞くと、いつも最初にサブーちゃんが頭に浮かびます。
ニコもニヤも長寿の遺伝子は持っていなかったようだけど、こればっかりはしょうがないものね。
ドッグエイジングプロジェクトは犬の老化や加齢について面白い研究をたくさん発表しているので、また紹介していきますね。
今日のニコニヤは2011年2月です。