4月の『犬のココカラ』の記事です。
今回は分離不安の犬がお留守番をする時のことについて書いています。
本文中にも書いているのですが、コロナ禍をきっかけにして犬の分離不安対策の研究がとても増えています。
そして他のさまざまな事と同様に、トレーニングの方法も以前とは少し違っています。
リンク先に詳しく書いていますが、要はハズバンダリートレーニングの手法を取り入れて分離不安に向き合います。
爪切りや歯磨きの練習に、動物が不快に感じない範囲で少しずつ慣らしていくハズバンダリートレーニングは一般の飼い主さんにもかなり知られるようになっています。
ハズバンダリーというのは「畜産の」という意味で、元々は体の大きい牛や馬など畜産動物の医療行為を人も動物も安全で快適に行えるように、少しずつ慣らしていくよう開発された手法です。
現在は動物園のキリンやシマウマ、さらには野鳥の保護施設などでも取り入れられています。
畜産動物や野生動物がおとなしく採血や体の手入れを受けることができるようになるのですから、きちんと手順を踏めば犬にできないわけがありません!
最初はすごく手間と時間がかかるけれど、この先ずっと長く続く犬も人間も
快適な生活のためには絶対に必要な投資です。
「え〜でも注射の針はイヤだよー?」
うん、そうだね。
ニコやニヤの若い頃にこういうことを知っていたらよかったなあと今でもしょっちゅう思うよ。
ココカラの記事の中で触れた分離不安専門のドッグトレーナーのトレイシー・クルーリックさんのサイトはこちら
いろんな役に立つヒントがたくさんのクルーリックさんのブログはこちら
本日のニコは2014年4月でした。