(1)何日か前に久しぶりに封書を郵便で出しました。
封書の郵便料金は、定形郵便物は25gまで84円、50gまで94円でしたが、10月1日から、25gと50gの重量区分がなくなり、50g以下は一律の110円になりました。私が送った封書は25g以下でしたから、この改定により84円から110円へと30.9%値上げされていたわけです。
(2)ちょっと考えてみましょう。
私の封書が仮に「25gより重く~50g以下」であったなら、94円から110円ですから17%の値上げだったわけです。これは84円からの値上げ率の30、9%より小さいです。もし、84円の方の値上げ率を94円の方の値上げ率と同率としたなら、84円から17%の値上げは98、28円ですから、差し引き11、72円も高く負担させられたことになります。
これは、重量区分をなくすことによって、25g以下でも50g以下と同じ料金を負担させられるようになったわけですから、2重の値上げです。しかも、通常の封書ではよほど長いラブレターか説明書のようなものでもないかぎり25gを越えることはありませんから、庶民には便乗値上そのものです。もし、1通でなく、ある程度まとまって郵送するとなれば、それなりの金額なります。
(3)でも、郵便局は言うでしょう。
重量区分を残して、94円の方も84円の方と同じ値上げ率してもよかったのです。その場合は、94円の30、9%値上げは123円ほどになります。しかし、それよりも、重量区分をなくして、重さを気にせずにたくさん送ってもらえるように使い勝手が良くなる方で改訂し、料金も13円下げて110円に設定したのです。もちろん、それによって郵便局の事務も簡素化されました。
皆さんはどう思われますか。
(4)ここのところ、いろいろなものが値上げされています。仮にインフレ率が30%とすると、これは元の値段を100%としたときに130%になったということです。しかし、年金などは元のままです。賃上げもまだ足りません。最低賃金もまだまだ引き上げが足りません。
ここで、10000円で買い物をするとしましよう。すると、消費税10%、物価上昇率30%があるので、
コロナ前、今のインフレ前は、とりあえず消費税だけでしたから、
10000円÷1.1=9090円
910円の目減りでした。これが今はインフレのためにさらに目減りします。
9090円÷1.3=6993円
つまり、10000円を持っていても、コロナ前と比べて2000円以上目減りしています。消費税がなければ3000円です。
この消費税がない方がいいに決まっていますが、仮に5%になったとすると、
10000円÷1.05÷1.3=7326円
これを10%の時と比較すると、
7326円-6993円=333円
つまり、10000円で333円リッチになります。
う~ん、笑えませんね。
10万円なら3330円、20万円なら6660円です。低所得者、低年金者にとっては死活問題です。経済政策と同時に租税政策をきちんとしないと国民は救われません。もちろん97%の国民です。
光たちの鬼ごっこ
【コレクション 114 中江兆民】
中江兆民については、高校の歴史の時間に名前が出てきて、『三酔人経綸問答』を岩波文庫で読んだのが最初だったと記憶しています。
この大きさは、B5判4㌻です。B4判の用紙を二つ折りしてできています。
全体は、
1㌻ 上掲
2~3㌻ 再刊にあたって 松永昌三(編集委員)
全巻の内容 中江兆民年譜 本全集の特色
*2㌻を下に載せました。ご覧ください。
4㌻ 刊行案内 四六判 平均440㌻ 2000年11月から刊行 岩波書店
以上です。
今日はここで。
1.庭がすっかり寂しくなってきました。
そう思いながら見ていると、見慣れない虫が遊びに来てました。
2.18日の月です。
寒月に むかし問いたる 身途のはて
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