(1)『金婚式』という曲を聞いたことがありますか。だいぶ小さい時から気に入っている曲の一つです。簡単なメロディーで、明るくて華やかです。
私が最初に聴いたのは、もう正確なことはわかりませんが、小学生の5年生の時の吉原伸先生の音楽の授業の時ではないかと思います。(吉原先生のことはNo.130で少し書きました。)そうだとするともう64~5年前ということになります。
(2)上京してから、小型のオーディオを揃えてレコードを買いだしたのは1971年頃でしたが、そのころに『金婚式』のレコードも買いました。
しかし、レコードは、その後テープやCDの時代になり、次第に廃れて行きました。
作業しながら聴くだけの「ながら族」にとっては、レコードよりもテープ、テープよりもCDの方が、裏返す手間も少なくて済み、しかも、長い時間聴き続けることができるので便利です。結局、時流にしたがうかたちで買い替えていきました。そして、やがてターンプレーヤーが調子が悪くなって来ると、レコードもほとんど処分してしまいました。しかし、『金婚式』は残しました。それが下のものです。
(3)このレコードの裏側に各曲の解説が簡単に書いてありますが、『金婚式』については次のように書かれています。
これを見ると、作曲家のマリーという人は「楽壇で重要な位置をしめ」たとありますが、今の我々にとっては、この1曲で彼を知るだけなんですね。何か一つやれればいいんですね。
カミさんの眼にとまった虫
(4)50代の頃、高円寺の古書店の隣にアンティーク店がありました。入るとレコードのコーナーがありましたから見ていると、安いうえに懐かしさもあって欲しくなりました。しかし、レコードを聴くターン・プレーヤーを廃棄してしまいましたからそもそもムリでした。
アンプ、ターンプレーヤー、スピーカーというような機器を集めるのは思いのほか精力を使います。資金の問題よりも大変です。ですから、「今からはもうムリだ」と思ってぼやいていると、還暦の時、カミさんは冷やかしで赤いTシャツをくれただけでしたが、息子は気を利かせて、オーディオ・セットを扱っているところを探して、揃いで調達してくれました。
おかげで、それからまたレコードをいくらか買い足して、ノンビリできる時に聴いています。すると、レコード特有の音の柔らかさとか優しさが誘い出すのでしょうか、若い時のアレコレが思い出されてきます。いいですねえ。
ちなみに、近くのブック・オフへ行ったところ、イムジチの『四季』が110円、ゲヴァントハウス・オーケストラの『田園』、これも110円でした。最初は500円くらいの値段がつけられていたものが、しばらく買い手がなかったため、ついに100円+消費税10円に値下げとなっていたようです。
(5)オット、前後しましたが、実は、今日は私とアノ素晴らしい愚妻の「金婚式」、つまり結婚50年の日でした。正確には、16日に届けを出し、17日に式と披露宴をやったのでした。
もっとも、「金婚式」とはいえ、何か特別な儀式をやったわけではありません。八王子の「とうふ屋」まで息子家族と7人で駆けつけて、夕食会をしてきました。
(6)そのとき孫たちに見せた「結婚披露宴〔祝う会〕のパンフレット」を下に載せます。
では、今日はここで。
小魚をゲット
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