神足勝記を追って

「御料地の地籍を確定した神足勝記」を起点として「戦前の天皇・皇室・宮内省の財政について」のあれこれをとりあげる

No.366 子持山

2024-12-16 23:46:20 | 御料地
(1)昨日載せた子持山(中央)の遠景です。ちょっと子持山のことを紹介しておきます。
   
    藤岡市稲荷山古墳上から

(2)下の図は子持山御料地測量図です。
 位置は群馬県北部で、東に利根川・上越線(敷島駅)・赤城山、南に渋川市・吾妻線、北に沼田市、西に中之条町があります。また、下の図の中央部、小野子〔おのご〕と横堀子持山の間を南北に渋川市と高山村をつなぐ道が南北に走っています。神足勝記はここを通って新潟の方へ作業を続けました。
 私は上越線の敷島駅で下車し、白井の南で利根川を渡って子持村に入って、林道の終点〔ここまで車で入れます〕から上がり、帰りは沼田市まで縦走しました。2006年頃のことです。

      出典:『子持山御料地測量簿』。少し加工してあります。

(3)縦走した経路図や地図が見つかりませんが、頂上下の写真が出てきました。
 左側の板状のところが、溶岩の貫入があったところで、地質的に注目されるところだそうです。登山経路はここを右へ迂回して頂上へ向かいますが、いくらか険しいところがあります。まあ、山ですから、どこも要注意です。
    

 (4)子持山は思いのほか人気があるようです。私が上った時は、近在の村の消防団が訓練のために集団で登って来ていて一段とにぎやかでした。
 下の写真には、「往年のスター」が嬉しそうに立っていて見苦しいので、そこは削りましたが、青い揃いの制服を着た消防団の人たちが何人か写っています。子持山山頂1296mとあります。
    
 
 あとはまたのことにしましょう。

    

【コレクション 137 築地小劇場】
 演劇のことは本当にわかりません。良い演劇を見る機会がなかったからかもしれませんが、劇場へ行って演劇を見ているとき、出演者が歩いて床がギィーと鳴っただけで興ざめしてしまいます。
 オペラとか民間芸能のようなものはそういうこともなく、むしろ引き込まれることが多いものですが、ともかく演劇はどうも。
 それとは違いますが、役者がコマーシャルに出ているのを見ます。名前が知られるようになったからか、名前を売るためか、どちらでしょうか。ともかく、そうするとその人が登場する場面でコマーシャルの場面が浮かんできてつまらなくなります。悲しい場面でコマーシャルの大笑いの場面が浮かぶとか、歴史上の重要人物を馬鹿笑いしていた俳優が叱るのを見て、あまりの違和感のために今も頭から離れないということがあります。
 
 それはともかく、「築地小劇場」のパンフです。
 大きさは、A4判、8㌻です。A4判の4枚分の横長の用紙を、最初に左右から4分の1ずつを折り込み、さらに二つ折りするとできます。
 全体は、
 1㌻ 下に掲載
 2㌻・7㌻ 復刊の辞 装丁見本
 3~6㌻ 推薦の言葉と内容見本
      松本克平 待望されていた復刻
      水品春樹 劇団と劇場一体化
      飯沢匡 西洋への窓
      山本安英 よみがえる熱い活気 *下に掲載
      千田是也 忘れ得ぬ築地の舞台 *下に掲載
      滝沢修 我が青春の記念碑 *下に掲載
 8㌻ 刊行案内 内容:大正13年~昭和5年2月
      体裁:A5判・菊判 総ページ数:約4,000㌻ 揃定価:87,000円
      2002年10月 不二出版 

        1㌻     
 

          4㌻ 
         *千田是也さんの推薦文は5㌻に続きます。すぐ右下は別人のものです。

                       
        5㌻


 以上です。
 今日はここまで。 
 
 今日の月
     
      欠け初めて 寒空にわかに 静まれり    
 

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