この本で
魚津市の
隠微にして感動的な伝説の数々を
知った。
おんばさま(御うば尊・姥尊)は
やはり
友道の実相院に鎮座されていたようだ(今、実相院は物理的にないが小川山千光寺光学坊様が管理しておられる)。
「友道の実相院に串柿のように真黒に黒光りしたおばあさんのような仏像がある。」
「これが明治三年神仏分離の時、立山村芦峅の御うば堂から友道の実相院(通称、愛宕さん)へ移られた御ばさんで、室町時代の作といわれる。」
長教寺の仁王様については
「この仏様は立山下の芦峅寺(立山町)に、もともと奉安されていたのであるが、明治十年四月三十日の夜、芦峅の人数名の霊夢に、『魚津の長教寺は、我が有縁の地である。早く彼の寺に移すべし。』と仰せられ」たらしい。
新たな課題として
各地に離散した
おんばさまの像を探すことや
古老や神社仏閣を訪ね
真実を露わにすべきだと
豁然大悟した次第であります。
高橋研究員(郷土史)