9月9日(土)
日本三霊山とは富士山、立山、白山のことを言います
今回は残りの一つ白山を登り三霊山を制覇、また3週連続の霊峰巡りに区切りをつけます
ちなみに白山とは…(白山比咩神社HPより)
「最高峰の御前峰を中心に、大汝峰、剣ヶ峰、別山を主峰とする峰々の総称です
1億年余り前には湖底にありましたが、その後少しずつ盛り上がってきて、何度も噴火を繰り返し今日の姿になりました」
今回も2日前に行先を決め、前日に山小屋予約という慌ただしさ
この用意周到じゃないところが、いくつかのマヌケな出来事を産み出してしまうのでしょう
さて一日目は早朝出発、途中仮眠を入れて5時間かけて市ノ瀬へ(8時頃着)
交通規制中のため、登山口の別当出合までは連絡バスに乗り換えます(500円)
早速、バスの中で1つ目のマヌケ…
せっかく買ったおにぎりを車に置き忘れてきたことに、バスに揺られながら突然思い出しました
どうせいつもおにぎりは食べれずお持ち帰りをしているのですが
いざ「ない」となると、逆にシャリバテにならないか…と心配に
(行動食いっぱい持ってるんですけどね)
気を取り直し、天気の最終確認、と思ってスマホの電源を入れたら
セキュリティーロックがかかって開けない
「はいはい、PINコードね~」と余裕で4桁の数字を押すも解除ができない→スマホが使えない…(汗)
いつもは起らないマヌケな出来事が立て続けに起こり、焦ります
しかし別当出合に着いてしまえば、単純な私、ワクワク感が勝ってしまい憂鬱な気分もどこへやら
初めての白山、いっぱい写真を撮りまくるぞ~!と気合を入れてカメラをon
シャッターが開かない…なぜ!?
よくみるとシャッターとその周りが少し潰れている
いつもカメラケースがかさばって邪魔だったので
今回は初めて最初からケースに入れずポーチに入れていたのですが
バスの中でポーチの上にザックを置いて座っていたので、その重みでつぶれてしまったのかもしれません
登山口で一人愕然、写真を撮るのが好きな私にはかなりの衝撃です
こんな時に限って、スマホも使えない
ひとまずベンチへ座って冷静さを取り戻します
何度やってもシャッターは数mmしか開きません
が!手で動かしてみたら、シャッターを開くことができるではないですか~!
しかもレンズは無事!
と言うことで、手動でシャッターを開閉しながらカメラを使うことにしましたが
そんな使い方では途中で壊れて、大事な山頂での写真が撮れないかもしれない、と思い
登りの写真数は控えめです
9:05 気を取り直して出発
登りは砂防新道~黒ボコ岩経由で室堂まで、標高差約1,200m
距離にして6kmなので、男体山より楽だろうと登り始めます
中飯場まで順調に登り、、開けたところで一枚
開けて気持ちの良い歩きとは裏腹に、暑さに弱い私はだんだん辛くなってきます
次の甚之助避難小屋までが一番大変で、引き返そうかと本気で思ってしまった位です
それでも何とか小屋まで辿り着き、レモンを食べたら一気に回復
登山にレモンが欠かせない物になりました
小屋のすぐ手前、小屋、小屋を過ぎたすぐのところ(↓)それぞれにベンチがあり、休憩し放題
さて、次は黒ボコ岩を目指します
登山道は整備されており、道も迷いようがありません
山肌に点々と登っている人が見えます
右上の岩が次の目的地のようです
登山道を振り返って
黒ボコ岩に到着です
休まず通過
少し歩くと…
晴れていれば、もっときれいだろうなぁ
で、最後の登りを少し頑張れば
13:05 無事に室堂センターに到着しました
後ろの白山(御前峰)、雲に隠れてます…
山小屋ですが、4棟あり定員750名、完全予約制
トイレも食堂も宿泊棟から外に出ます
部屋には5名並びの2段ベッドが向かい合わせで、定員20名
今回は女性のみ、グループ利用者の他、単独の方も1名いて、夕飯や夕焼けなど一緒に楽しませてもらいました
夕食まで時間たっぷり、山頂まで向かう人大勢も、運転疲れもあり小屋に待機
昼寝をしたかったけれど、高山症状が出てしまうと怖いので
室堂をウロウロ歩き回ります
すると、山頂の雲が少し晴れました
明日が楽しみです
ここでふと、「PINコードって6桁だった!」と急に思い出し、セキュリティーロックを無事解除
これでスマホも使えるようになりました
で、夕食
学食形式、お盆に載せたら好きな席へ、窓側にはカウンター席もありお一人様でも気楽に座れます
ちなみに、おかずは魚or肉を選べます
ご一緒の方は生ビールを美味しそうに飲んでましたが、私は残念ながらお茶
その後は、夕焼けを見に小屋すぐ近くの展望台へ
大勢の方が夕焼け待っています
でも雲いっぱい…
振り返ると、最初雲に隠れていた別山がしっかり顔を出しました
別山のどっしり感がいい感じ
弥陀ヶ原の向こうに見える雲海と山々
そして夕焼け
雲いっぱいのため、残念ながらこんな感じで終了
今日はたっぷり疲れているので、午後7時過ぎには寝てしまいました
女性部屋なので静か、フリース&ダウンに毛布2枚が暑くも寒くもなくちょうど良く
本当に熟睡できました
明日は山頂でご来光はせず、足元が明るくなってから山頂を目指す予定です