私は本屋に行くと必ず茶道の本のコーナーに寄ります。図書館に行っても同様です。
興味の対象があるということは幸せなことです。
私のホームページ《宗恒文庫》蘭に載っていますが、今までに随分と読んできました。
本は一回読んでしまえばそのまま本棚に置きっぱなしということが多いです。
しかし折角読んで得た知識・内容はすぐ忘れがちなので、勿体無いです。
この度 本棚から昔読んだ本《茶の湯の文化》谷晃著を読み返してみました。
大事な個所には赤線を引いて、ノートにメモしながらゆっくり集中して読みました。実に「ナルホド」と思うことや、「ソウナンダ」と思うことがてんこ盛りです。
論理的に分析して分かりやすく茶の文化論が展開されており、茶道の位置づけもはっきりしました。
まさに【読書100遍 意 自ずから通ず】です。何回も読み込むことが大切と痛感します。
”茶道っていったい何だろうか”と迷うことがあります。
かつて主人に同行して外国に行って何人かの外国の方と会食している折、私が「茶道をしている」と言った時、「それは何ですか?」と興味むき出しに質問され、茶道について簡単に説明をするのに窮したことがありました。
主人が助け舟を出してくれ、その場は何とかなりましたが、恥ずかしいことでした。
日本人に対しても「茶道とは何か」をうまく説明できるようにしなければなりません。
茶道は点前ばかりではありません。茶道の文化について自分なりにコンパクトに語られるように努力が必要です。