宗恒の茶庭

「茶道 思いつくまま」や「和の美術」など

初午茶会

2017-02-26 20:15:29 | 茶道
初午茶会に生徒さんをお誘いして行ってきました。
稲荷大神が稲穂を持ってキツネをお供に伏見に降り立ったというのが初午の日であったことに由来する茶会です。
Yお道具屋さんの茶会です。

床には後水尾天皇の御宸翰(詠草)が掛けられ、花はダンコウバイに曙椿と加茂本阿弥。

お釜はとても珍しい鳥居環付・・鳥居がお釜より高くそびえたっていて、蓋のつまみは鶏。
炉縁は伏見寄進鳥居の廃材で内側が朱。

水指は鍋島青磁で井看人ならぬ、魚看人が縁についています。水指の底にはナント魚が付いている凝りよう。

一入の黒楽、慶入の赤楽、アンコウ型の茶入れ、江戸蒔絵師、守屋松亭の紅梅棗。

お道具屋さんでのお茶会なのでいろいろと珍しい素晴らしいお道具が手取り拝見できました。それにご丁寧な説明も伺えました。

鶯餅に美味しいお濃茶を頂き、続きお薄で薄茶もいただきました。

ピアニストの仲道育代さんとお嬢様も偶然同じ茶席で、ちょっと嬉しかったです。

そのあと、素敵な点心席に。

お道具屋さんの向い側には今日庵の東京道場があります。その前でちょっと記念写真。


お天気で風もなく温かい良いお茶会日和でした。

自分へのご褒美のような非日常の素敵なお茶会でとても楽しいものでした。お連れした生徒さんも大満足されたようでうれしかったです。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする