宗恒の茶庭

「茶道 思いつくまま」や「和の美術」など

孫とお茶会へ

2018-04-01 09:14:30 | 茶道

東北大震災支援や、子供病院支援のため年3、4回ご自宅でお茶会をされている茶友のお茶会に孫と出掛けました。この4月から大学生の孫ですが、茶道は全くしたことがありません。
日本女性としては日本の伝統文化である茶道に少し接してもらえたらと連れ出したのです。

初めての孫で小さい時から色々世話をして幼稚園や小学校の行事・バレーの発表会などに出かけたり、美術館などに主人と共に連れて行ったものでした。
オープンマインドで誰とでもすぐお話ができる明るい孫です。
高校ではバトントワリング部に入っていて運動会などで応援団で大活躍した積極的な孫です。

私はまだ風邪がしっかり治っていなかったのですが、暖かい日ですので頑張って出かけました。勿論風邪の私は末席に。

寄付きで記念写真を。寄り付きではお花見の趣向、昔のお花見箪笥(徳利があり、お重箱が引出しになっている)花入れは瓢箪。
本席でも桜をテーマに、軸は香川景樹の歌、海辺の桜を詠んだ和歌、舟徳利花入れには鯛釣り草が、香合はサザエ。席主の方のお話が素晴らしく、情景が浮かぶような想像力を描きたてるようなお話しぶりで楽しめました。お道具でストーリを語るのがお上手な方です。
主菓子は贅沢な塩野の桜。
頂くのがもったいないような立体的な桜・・中の黄身餡が美味しいです。
葉室の昔のお濃茶を美味しくいただきました。お茶碗も渋い地味な桜が描かれていて、年を重ねるとともにこういう渋地味なものの良さが分かってきます。

続きお薄でお薄も頂き、大満足なお茶会でした。孫も連客の方々と初対面で年上の方々なのに 物おじせずフランクに会話をしていて、私は風邪でお茶を頂く時以外はマスクをして静かにしていましたが、孫が積極的に和を求めて会話を弾ませてくれ助かりました。

孫を連れて行って本当に良かったと思いました。
コメント
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