宗恒の茶庭

「茶道 思いつくまま」や「和の美術」など

将心比心

2019-08-23 06:52:43 | 日記
 
ただ今、日本と韓国の間がギクシャクしています。収まる気配が見えずだんだんエスカレートしてきているようで
気になります。
先日の日中韓外相会談で、中国の王毅外相がおっしゃった言葉が新聞に載っていました。

「日韓には”以心伝心”という言葉があるが、中国には”将心比心”という言葉があります」と言って融和を促されたそうです。
”将心比心” というのは”相手の身になって考える”という意味だそうです。

そこでちょっとネットでこれを検索してみましたら「趣味の中国語学習」というブログに、
これにまつわる面白いお話が載っていましたので下記に紹介します。


夫が魚を一匹買って帰り、妻に煮させました。そして自分は映画を観に行きました。
奥さんも一緒に行きたいと思った。夫は「二人で見てもお金の無駄だ。お前は魚を煮て私の帰るのを待っていなさい。食べながらお前にストーリーを語ってあげよう」と言いました。
夫が見終わって帰ってくると、魚が見当たらず、妻に「魚は?」と聞いた。
妻は落ち着いて椅子に座って言いました。「魚は私が全部たべました。ちょっとここに座って、あなたに魚の味を話してあげる。」

人っていうのはこういうものでしょう。自分にどのように接するかにより、相手にどう接するかが決まる。
とっても流行ってるお話で、かなり有名な話です。
友達であっても夫婦であっても必ず相手の身になって考えなければなりません。


茶道でいう「思いやり」の気持ちにも通じますね。
コメント
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