宗恒の茶庭

「茶道 思いつくまま」や「和の美術」など

美術書の感謝離

2020-09-17 09:18:26 | 日記



亡き主人は美術展鑑賞が趣味でした。内外相当数の美術館に行きました。チラシは高さ全部で30cmにもなります。
研究心旺盛でしたのでほとんどの展覧会でカタログを買いました。そのカタログが高さ180cmの本箱4つにぎっしり入っていました。1000冊以上あります。
美術カタログは上質の紙で作られていることが多いので1冊が重いです。

それを少しづつ断捨離ならぬ感謝離しています。
大体私と一緒に行った展覧会なので、私も一冊ずつぱらぱらとめくって、「そうそうこの絵 素晴らしかった」など思い出しながら、処分するかしないかを判断しています。処分するものを5,6冊づつ束ねて資源ごみの日に4束ほど出します。
個人に注目した、例えばルノアール展・ゴッホ展・北斎展などのカタログはキープします。海外に行った時のカタログは捨てがたいです。

この作業をしていて気づくのは如何に主人が研究熱心であったかです。
学者的であったのでとことん読んで長ーいブログを書いていたりしていました。カタログにはポストイットが挟まっていたり、赤鉛筆で線を引いたりしています。
私は展覧会に行く度にカタログを買う主人に「本の重みで家がつぶれるから・・・」と難色を示していましたが、主人はこれで一生懸命楽しんでいたのだったと思うと心から「よかったな」と思います。
ですから主人に幸せ感を与えてくれた本たちに感謝!!!そして「ゴメンナサイ」。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする