宗恒の茶庭

「茶道 思いつくまま」や「和の美術」など

丁寧に素早く

2021-05-24 09:33:10 | 茶道
稽古時、だらだら稽古はしたくないです。
一つの稽古が終わったらあまり間を置かずに次の稽古に入ってほしいです。
終わった方は手際よく自分の使ったものを片づけ、次の方は準備に取り掛かってほしいです。

昔、母に「あなたは手早いけど雑ね」と言われたことがあります。たしかに動作は早くいろいろ頼まれたことはすぐやる、しなければならないことはすぐやる…と言う風でした。しかしあまり先を急いで食器など大分落とし割らし、編み物は雑な仕上がりでした。字も雑で汚かったです。そういうことを見て母は言ったと思います。

お茶を始めて私は手早くは出来ますが、「丁寧に」を特に心がけるようにしました。その意味で茶道をしたことは私にとって良いことでした。お道具を大切に扱うとなると丁寧にしないと大変なことに・・・

お茶会をするときなどこの【丁寧に素早く】がとても大事になってきます。
だらだらしていたらお客様をお待たせしてしまいます。特に大寄せ茶会などでは。

普段の稽古でもこの相反する【丁寧に素早く】出来るようにしたいです。
もちろんお点前は「丁寧に」です。しかし初めからおしまいまでずっとではよくありません。丁寧にするとこと、さらっとするとこがあると、メリハリがついた良いお点前になります。


コメント
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