宗恒の茶庭

「茶道 思いつくまま」や「和の美術」など

近代日本画展 五島美術館

2017-05-24 06:14:35 | 美術

このところ五月ともいえないような暑い日が続いてましたが、昨日はすがすがしい天気で風も穏やか。
主人は家に閉じこもってPCばかりしていたので、身体によくないと車で五島美術館に行ってきました。
館蔵の日本画展です。
まず橋本雅邦の《游鶴図》↑丹頂鶴でしょうか、二幅対で羽毛の柔らかい感じと細い足の繊細な描写。素晴らしいです。
川端玉章の《鴨鶏図》の二幅対も穏やかな絵。河合玉堂の《松鷹図》も鷹の鋭い眼が印象的。
橋本関雪の屏風絵《藤に馬》は仲良し夫婦の馬が右隻に、左隻には仔馬がしあわせそうな表情をしています。
前田青邨《紅葉》も画面いっぱいに紅葉が、華やかな画です。
知らなかった画家ですが、金島桂華の《富有柿》は柿の色が複雑な朱で実物そっくりです。

日本画の他に、硯・墨等中国の文房具も展示されていました。南宋から明時代のすごく重そうな立派な硯、実際には使われなかったような彫り物のある形もいろいろな墨がたくさん見られました。

また、近現代の書があり、「いろは」をいろいろな書体と筆で書かれた作品もあり、興味深かったです。
書をしている私も一枚の紙に「いろはうた」をいろいろ変化を付けて書いてみたくなりました。

外はさわやかな風が吹き渡り、庭園を散策しました。飲み物を飲んでひと休みしていると 私たちと同世代のご夫婦が通りかかり「写真撮りましょうか?」と言ってくださり写していただきました。
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