宋斤の俳句 「早春」大正十五年八月第二巻二号 近詠
鮓をおす女に山は夕立かな
山毎日まづ蝉が啼く朝淋し
いちゞくの地につく茂り油照り
食ふものに燈火が透く心太
日車に照るは川往く帆なりけり
野をはさみ祭堤燈小更けゝり
燈籠のすそに腰かけ夕蛍
草の蝶山のかすみの暑さ哉
蠓や小松ばかりの廣さにて
百合の花向き向きなれば谿の風
蠓みみず
鮓をおす女に山は夕立かな
山毎日まづ蝉が啼く朝淋し
いちゞくの地につく茂り油照り
食ふものに燈火が透く心太
日車に照るは川往く帆なりけり
野をはさみ祭堤燈小更けゝり
燈籠のすそに腰かけ夕蛍
草の蝶山のかすみの暑さ哉
蠓や小松ばかりの廣さにて
百合の花向き向きなれば谿の風
蠓みみず
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