『早春 大正十五年二月創刊号の 早春の句』を 改めて 紹介します。
早春の野にかげもてる小家かな
早春の凪ぎなる檪枯れ林
早春や鴛鴦たへずゐづくろひ
早春や家あり魞に人も見ゆ
早春の水面およげるこゑび哉
早春や野の艸すでに昂りて
早春や紫紺つばきの丸ろき葉の
早春や水仙咲くを富として
早春や枯れたるものに光あり
早春や枯れたるものに光あり
この句は 早春社が 七回忌に 句碑に刻み 豊中 曽根の萩の寺に建立されています。
祖父宋斤の俳句は 手元に残された創刊からの「早春」から 一応全て拾い出し 現在リスト作成中です。
冊子が 途中 抜けている年もあり 古い同人のご家族に問い合わせしています。
今後は 『宋斤の俳語』 を 載せていきたいと思います。
早春は 大正15年(1925年)2月創刊 来年2025年には創刊100周年を迎え この3月通号1144号を迎えました。
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