宋斤の俳句 「早春」昭和三年九月 第六巻三号 近詠・俳句
近詠
秋の蝶大翅を花にたてにけり
旅の肩つよくぞあたる秋日かな
みのむしを蝉啼きたつる霧の陽に
舷に露ふりかかり萩の川
早春社八月 本句会
宮涼しともりて雨もすこし降る
魚付林に濃きちりかかる鰯雲
舟の燈の涼しき波のこまやかに
遠雷にひろごるばかり鰯雲
鉢水にまひまひまわせ夕涼し
早春社中央句會
炎天やせんだんこまか散るたへず
早春社神戸例會
避暑人に悪まるる夜の金龜子
鮎の水蘭下にもちて避暑の宿
中央同人懇親会
羽根青きむし来て飛べり夏座敷
近詠
秋の蝶大翅を花にたてにけり
旅の肩つよくぞあたる秋日かな
みのむしを蝉啼きたつる霧の陽に
舷に露ふりかかり萩の川
早春社八月 本句会
宮涼しともりて雨もすこし降る
魚付林に濃きちりかかる鰯雲
舟の燈の涼しき波のこまやかに
遠雷にひろごるばかり鰯雲
鉢水にまひまひまわせ夕涼し
早春社中央句會
炎天やせんだんこまか散るたへず
早春社神戸例會
避暑人に悪まるる夜の金龜子
鮎の水蘭下にもちて避暑の宿
中央同人懇親会
羽根青きむし来て飛べり夏座敷
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