富山きのこクラブの皆さんへ
植物園の橋屋です。
秋も深まった11月2日付けの京都新聞に滋賀県であったきのこ中毒のニュースがありました。
(京都新聞の記事)
滋賀県は2日、西浅井町の山中で採ったキノコを食べた町内の男性(62)が食中毒症状を発症した、と発表した。キノコは毒性のあるツキヨタケと判明した。
男性は入院したが、快方に向かっている。
県内でのキノコによる食中毒は5年ぶり。県によると、男性は山で採取したツキヨタケをみそ汁に入れて食べたところ、約1時間後にひどいおう吐を発症したという。
ツキヨタケは、シイタケやヒラタケに似ており、ブナやカエデ類の枯れ木に生える。大量に摂取すると、死に至ることもあるという。
(ここまで)
ツキヨタケはよく形が似たムキタケにも間違えられますが、ムキタケに比べて早く発生することが多く、同じ木にこの2種のきのこが出る場合もあって「9月のきのこ(先に出るツキヨタケを指す)は食べられないが、10月に出るきのこ(ムキタケを指す)は食べられる」との言い伝えがあります。
しかし、近年のように温暖化が進めばこんなことは言ってられなくなりますね。
過去には婦中町の西部、小杉町と接した部分で、シイタケのホダ木から出たツキヨタケを食べて中毒した例がありました。これは多分、山から切ってきたホダ木のツキヨタケの胞子や菌糸がついていて、このため平地でも発生したものと思いますが、判断はできません。
名前のわからないきのこは絶対に口にしてはいけません。
_/_/_/_/_/ 橋屋 誠 _/_/_/_/_/
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