富山きのこクラブの皆様
台風14号が接近していて雨模様です。
伊藤家がソラの散歩を終えて、中田家♂♀がナメコの様子見に出発する頃に大粒の雨が降り出しました。
あらゆる誘惑を撥ね退けて、今日は柏崎市立博物館で行われているきのこ展の見学です。
菌懇会の粋菌の皆様のお薦めです。
瀟洒な博物館の外観とエントランス。
入り口を入ると、生きのこの標本と紙粘土きのこの展示があります。
食中毒の多いきのこの注意啓蒙用のチラシが置いてあります。ツキヨタケ・ドクササコ・クサウラベニタケの3種盛りで注意を喚起されています。
シロシメジモドキ[Clitocybe geotropa var Subinvoluta]
こいつは初めてお目見に掛かりました。
コクリノカサモドキを大きくしたような感じです。
紙粘土きのこの展示。3階建てのヤグラタケもあり、とても楽しい企画と思いました。
きのこ展示へのエントランス。
右手にきのこ写真。以前、図鑑に使用した写真も展示してあるとのことです。
左手はきのこ絵の展示の始まり。菌懇会会員の澤田氏の作品がズラリと展示されてます…皆様、機会が有れば是非ご覧ください。
ため息が出るほど美しい作品です。
ウスキキヌガサタケ
[Dictyophora indusiata (Vent.:Pers.) Fisch.]
あまりにも美しすぎて言葉になりません。
バライロウラベニイロガワリ[]
きのこ切手のコレクションも素晴らしい!日本初のきのこ切手は1974年のシイタケだそうです。その他、井沢氏の写真を拝借した外国のきのこ切手の記事など、面白い内容が満載でした。
きのこの彫刻作品、手前の大きな奴は「ヤマドリタケ」の一刀彫。写真でも目視でも判り難いのですが…柄の網目まで詳細に彫られています(説明を受けて初めて判りました)。
陶製のきのこランプ。
こちらも陶器で出来たきのこのオブジェ。
きのこ研究会の副会長さんが料理旅館の料理長だそうで…「食」をテーマの展示コーナー。
ナメコ・マイタケの茸饅頭
これは美味しそう!でも伊藤家♀がライバル宣言!
「きのこの原形を見せない調理なら、もっとバリエーションは増えますよ~」とのことでした。
私としては…触らぬ神に祟りなし…です(^^)v
四つに区切って四季のきのこ写真の展示です。
「富山から来た」と言ったら、柏崎きのこ研究会の布施会長と竹村氏が、展示の解説をしてくださいました。大変有難うございました。
相変わらずボケボケの写真で…済みません(^^;
柏崎きのこ研究会は1991年(平成3年)発足、現在の会員数は60名くらいですが、常時、活動しているのは10名ほどだそうです。
受付担当のKさんは紙粘土製のトガリアミガサタケを作成中。
柏崎市立博物館発行の図鑑です。
イグチの仲間を、柄の特徴をスタートにして検索する構成を採っています。各ページには詳しい解説文は記載されておらず、マクロ的な観察のポイントを判りやすく解説されております。
布施会長曰く「長々と説明文が書かれていても、一般の人には何が書かれているのか判りません。この図鑑は、そういった伝達不可能な部分を削ぎ取った形にしました。」との事です。
明快な主張があって気持ちが良いほどです。
いろいろな図鑑が出版されていますが、一体、誰を対象にした図鑑なのか…あるいはもっと広げて、誰を対象にした展示会なのか…自分たちの主張の発露なのか?考える余地は充分にありそうですネ。
帰りに「紅葉の名所 松雲山荘」に寄って、まだ早き紅葉を愛でてまいりました。
富山きのこクラブの皆様
現在、COP10が話題になっていますが、きのこ会の多様性も面白いですね。
日本のきのこ会の有り様、考え方等…ホントにお隣の県ですが勉強になりました。そして、グループの層の厚さ、活動内容の幅広さは、やはり時間がはぐくむものなのでしょうか?
今度の合同合宿は北信越で…如何なものでしょうか?
では。
_/_/_/_/_/ sola1one _/_/_/_/_/